発電する家「エコだハウス」入門 の商品レビュー
図書館で手に取ったのは、完全にタイトルのおかげです。「江古田」という街が好きなワシは、同じ響きのタイトルを見かけ、とはいえ「エコ」な話って意味だけじゃないのと思いきや、本当に江古田でエコ暮らしをしている、という内容。 しかも筆者名では「議員の方と同姓同名なのかな?」と思いきや議...
図書館で手に取ったのは、完全にタイトルのおかげです。「江古田」という街が好きなワシは、同じ響きのタイトルを見かけ、とはいえ「エコ」な話って意味だけじゃないのと思いきや、本当に江古田でエコ暮らしをしている、という内容。 しかも筆者名では「議員の方と同姓同名なのかな?」と思いきや議員の小池百合子氏ご自身で、なんで小池氏が江古田?という連鎖の末に読んでみることにしました。 西武池袋線江古田駅から徒歩10分のところに、エコに暮らせる家を建てて実際に暮らしている筆者。自身が環境大臣を務めていた実績から、考え、実現したというこの家の在り方、そこでの暮らし方は、なるほど現代の日本において重要な考え方ですし、選択肢としても興味深いです。 説明するためとはいえ、結構いろんなところに話が飛ぶ感もあって、例えば大臣としての実績とこの家の作り方なんかは分けて章立てしてくれればなとか、本の半分近くは識者の解説でここももうちょっと見せ方はあったんじゃないかな、なんて、編集方法に対して思うところはありますが、先述の通り、現代日本で暮らすにあたって勉強になるのは確か。 ではこれを実際に一般の人々がどのように生活に活かしていくのか。それは一般の人々自身の意識と知識の改革が必要ですが、ともあれこれから「家を建てる」人の、ひとつのヒントになる本ではないかな、と思います。
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