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パラドクシア・エピデミカ の商品レビュー

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2012/09/30
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パラドックス、修辞学、無、非存在などが、文学だけでなく、静物画からも説明されている。 特にシェークスピアからの引用を用いても説明はわかりやすく、またそれは死について考えるとは何か、自殺する人の想いとは何か、との理解にもつながる。 パラドックス、つまりは「メメント・モリ」なのだということ。 むしろ3.11での多くの犠牲を目の当たりにしながらも、生活保護を受けられず餓死した人のニュースを聴きながらも、死を想う感覚がにぶっている今の日本にはこういった毒が必要ではないか。

Posted byブクログ