幅書店の88冊 の商品レビュー
本への愛情が、大切に思う気持ちがじわじわとこちら側にも伝わってくる。本の選書もさることながら、それを紹介する言葉のセレクトがたまらない。押しつけがましくなく、無闇に飾り立てているわけでもなく。やわらかいのに重みがある。滲み出てくる。 「本の遅効性」を私も信じたい。 ‐‐‐...
本への愛情が、大切に思う気持ちがじわじわとこちら側にも伝わってくる。本の選書もさることながら、それを紹介する言葉のセレクトがたまらない。押しつけがましくなく、無闇に飾り立てているわけでもなく。やわらかいのに重みがある。滲み出てくる。 「本の遅効性」を私も信じたい。 ‐‐‐ たぶん、本を読んでも救われない。 けれど、耐えられるかもしれない。とは思う。 (帯より)
Posted by
“本の遅効性”…心に残りました。 また、絵本を紹介しているページの、「よく読み聞かせによい絵本は何か聞かれるけれど、どんな本だっていい。自分の好きな本の登場人物と…子どもと一緒に心と体を動かしながら読めば、どんな本だって子どもにとっては最高の一冊になるはずだ」という考え、納得です...
“本の遅効性”…心に残りました。 また、絵本を紹介しているページの、「よく読み聞かせによい絵本は何か聞かれるけれど、どんな本だっていい。自分の好きな本の登場人物と…子どもと一緒に心と体を動かしながら読めば、どんな本だって子どもにとっては最高の一冊になるはずだ」という考え、納得です! 幅さんは本当に本が大好きなんだな、ということがズンズンと伝わってくる素敵な一冊でした。(N)
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
神戸学校2012秋 書誌として 後ろから←多分重要から ---------- 『エリック・ホッファー自伝』『波止場日記』 ←☆☆☆買おうか 184 『細雪』谷崎潤一郎 ←☆船場・大阪の女に憧れて 172 『毎日の言葉』 ←☆まずは挨拶を知る 166 『「悪」と戦う』 ←高橋源一郎 純心無垢小説 150 『自分の感性くらい』 ←☆茨木のり子 149 『女は世界を救えるか』 ←☆☆上野千鶴子 146 『恋愛論』吉行淳之介 ←☆いまなら読める 145 『強く生きる言葉』岡本太郎 ←☆☆毎日朝に開いてみよう 141 『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』 ←☆☆ちょいエッチ?生きるやる気でそう 140 『長距離走者の孤独』 ←☆ 136 『だるまさんが』『あふとtんかけたら』 ←よみきかせ 何でもよい 132 『檀流クッキング』 ←☆☆世界からの簡単レシピ 何度も調理してからだに叩きこむ 130 『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン ←120 『こっぷ』谷川俊太郎 ←116 『島の日々』 ←屋久島暮らし ささやか日々 105, 97, 105 『図書館 愛書家の楽園』『LIBRARIES』カンディダ・へーファー 『薔薇の名前』ウンベルト・エーコ ←☆☆ 『私はうまれなおしている』『他者の苦痛へのまなざし』『写真論』 スーザン・ソンダク ←☆☆この娘おもしろそう 84 『三島由紀夫レター教室』 ←☆☆真似てみようか 42 --- Stay hungry, Stay foolish. SteeveJobs @STANFORD Univ. 122 『STEPHEN SPROUSE』 112 読書 人間や生活への作用の遅効 抽き出し 3 読んだもの いかに血肉化か 6 本棚を眺める 表れるその人 14 民主主義 『見よ 僕ら一せん五厘の旗』花森安治 ←☆56 108 本の差し出し方2通り
Posted by
2012 9/15読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 ずっと読んでみたかった本、図書館に入ったのを機に借りた。 ブックディレクターとして活躍する幅さんによる、88冊のブックガイド。 マンガや小説もある一方、写真集とかけっこう多めのラインナップかも。 紹介される本によって紙...
2012 9/15読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 ずっと読んでみたかった本、図書館に入ったのを機に借りた。 ブックディレクターとして活躍する幅さんによる、88冊のブックガイド。 マンガや小説もある一方、写真集とかけっこう多めのラインナップかも。 紹介される本によって紙面レイアウトも一定ではなく、フォントサイズが変わったり段組ができたりする。 それでガラっと印象が変わるのが面白いし、まさにそういうところを気にかけられているんだな、ということがわかる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こんな素敵な書評が書きたいものです。以上。 紹介する書籍によってレイアウトがかわうrというちょっと変わった本。フォントの大きさも違ったりする。
Posted by
本を読む人の美点は、情報収集力にあるのではない。 また、秩序だて、分類する能力にあるわけでもない。 読者を通じて知ったことを、解釈し、関連づけ、変貌させる才能にこそある。
Posted by
本を読むという行為について考えてみたい。いつからなのだろうか、「本を読むことが好きです」と言うと偉いと言われるのは。私は好きで本を読んでいるが、嫌いな人にとっては“偉い”ことなのかもしれない。ただ私はこの趣味は映画を観ること、ゲームをすること、運動することや旅行に行くことなどの...
本を読むという行為について考えてみたい。いつからなのだろうか、「本を読むことが好きです」と言うと偉いと言われるのは。私は好きで本を読んでいるが、嫌いな人にとっては“偉い”ことなのかもしれない。ただ私はこの趣味は映画を観ること、ゲームをすること、運動することや旅行に行くことなどの趣味となんら変わらないと思っている。好きなことをやっているだけだから。 さていつから“偉い”という行為になったのか考えていきたい。小学校から高校まで国語の時間に私たちは読む物語や詩を強制される。好きな話だったらいいが、あまり好きにはなれない話でも、その話に意味や解釈を求められる。物語を楽しむのではなく、勉強という仕事のような行為に感じているのではないかと思う。 私もその一人だったが、好きな題材の小説を学校の先生に勧められて、本を読むという行為が勉強から趣味に変わった。強制されることなく、自分で選びぬいた本は当然自分にあっている(時には背伸びしすぎて失敗することもあるが)。ぜひ本が嫌い、全く読まないという人は自分に合う本を見つけだしてほしい。 さて本書はブックディレクターとして情熱大陸にも出演した本の業界では知らない人はいない幅さんが執筆している。本屋さんをプロデュースしたり、企業や学校の図書館の本棚を作る仕事をしている。著者は決して自分の好きな本を押しつけるのではなく、本棚を利用する人にインタビューを重ねてから、利用者にあった本を選び抜く。 1日300冊以上新しい本が出版される現在では、自分にあった本を探し出すのは大変困難である。本書では著者が「こんな本もありますよ~」くらいのノリで88冊の本を紹介している。小説だけではなく詩集、写真集そしてアートブックまで様々なジャンルだ。あなたに合った本が本書で見つかることが、幅さんの本書に寄せる最大の目的だ。
Posted by
人から本を紹介してもらうと、読むものが偏らず、自分の知識の幅が広げられるので、こういう本もたまには必要
Posted by
写真集とか詩集とかはいつもノーマークだから興味深かった。電子書籍化しても彼のセレクトした本棚は観たいからリアル書店は幅さんにガンガン依頼して素敵な本屋を増やして欲しい。
Posted by
「本棚が好き」「本屋が好き」「図書館が好き」そして何より「本が好き」、そんな本好きな人たちに是非とも読んでほしい。無条件に気に入ると思います。大オススメ!
Posted by