あえなく昇天!! 邪神大沼 の商品レビュー
昇天しようが何しようが変わらない大沼クォリティ
何と言うか、昇天しようが何をしようが全く以て変わらないところが可笑しくて仕方ない作品の第7弾。実はこのサブタイトルから「もしや最終巻なのでは?」と心配したが、それは杞憂に終わった。確かに昇天する。あっさり昇天する。何度も昇天する。そして平然と還ってくる、いや、還されてくるのが本シ...
何と言うか、昇天しようが何をしようが全く以て変わらないところが可笑しくて仕方ない作品の第7弾。実はこのサブタイトルから「もしや最終巻なのでは?」と心配したが、それは杞憂に終わった。確かに昇天する。あっさり昇天する。何度も昇天する。そして平然と還ってくる、いや、還されてくるのが本シリーズらしい。これは邪神だからなのか?その前にこうも安直に還ってきていいのか?という疑問すらどーでもよくなる「何事も日常の中に」というテイストが今回も大いに発揮された内容と言えるだろう。 マニュアル別に『初心者らくらく死亡マニュアル』の前半と『プロフェッショナルダメ邪神マニュアル』の後半とに分けられる本巻だが、流れとしては1つである。大沼流ホラーテイスト(笑)が醸された前半と、邪神として最下層に落ちてしまった大沼がナナのために頑張る(?)後半とも言えるが、全体としては相変わらずの大沼ワールドであり川岸ワールドに変わりない。よくもまぁこんなこと思いつくよね、という着眼点の秀逸さと、それを邪神流にアレンジする手際の良さが大笑いのギャグに発展する独特の世界観である。 キャラの出し入れも割り切っており、話に不要なキャラと見れば完全に蚊帳の外に置き、ボケをかますに相応しい人物のみを抽出して無用な拡散は避けている。それでいて準脇役だった委員長の【春山夏葉】を、まともに物事を考えながらやんわりツッコむキャラとして抜擢する巧さも見られた。考えるまでもなく元キャラ「2-3」(荒川アンダーザブリッジ)でしょ?という「あ-1」という新キャラも登場していい味を出してもいる。ボケキャラ女子満載の本シリーズにもかかわらず、さらに新しいタイプを出してくるのはさすがである。 このシリーズにしてはアツいバトル(笑)も見られた後半にはナナとのラヴっぽい展開も散りばめられており、おノロケ成分も高かった。なに、このバカップル?と言いたくなる展開も少しあったが、グダグダ感もまた満載な感じであり、これは様々な極秘事項(笑)がことごとく明らかにされた全邪協関東本部に匹敵する。
DSK
相変わらずのゆるゆるさ。ただしほんわか風味はほぼ皆無。何せ死んでますから(笑)ようやく刊行ペースに追いついたのでネタのタイムリーさを感じられました。ナナがいないと今後の購買意欲に問題が生じるので(笑)最後の展開はほっとした。そしてしれっと増える登場人物。四天王にデュラハンいた気が...
相変わらずのゆるゆるさ。ただしほんわか風味はほぼ皆無。何せ死んでますから(笑)ようやく刊行ペースに追いついたのでネタのタイムリーさを感じられました。ナナがいないと今後の購買意欲に問題が生じるので(笑)最後の展開はほっとした。そしてしれっと増える登場人物。四天王にデュラハンいた気がするのはきっと思い過ごしに違いない。と思ってたら密かに表紙にいた(笑)
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