サーカスの怪人 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
二十面相が、私怨での復讐に終始する、ちょっと珍しいおはなし。まあ、初期の事件を除いては、二十面相の動機として「明智探偵や少年探偵団への復讐」が含まれるのはいつものことではあります。とはいえ、今回は「サーカス団長の地位争いに敗れた恨み」で、その地位争いの相手を一年の長きにわたって監禁するなど、普段の知恵比べを好む二十面相というよりは、より荒々しい悪漢としての一面を見せています。 また、今回の事件の動機と絡んで、二十面相の出自が明らかになるなど、シリーズの中でも特異なおはなしであります。 今作で好きなシーンは、二十面相が古巣のサーカステント内を縦横無尽に駆け回るところですね。現役の軽業師たちを向こうに回しての大立ち回りは、なぜだか妙な爽快感すらあります。 遠藤平吉がそのままサーカスに残っていれば、花形として大活躍していたのかもしれません。
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(2000.06.03読了)(2000.05.01購入) (「BOOK」データベースより) 少年探偵団の井上君とノロちゃんは、町で怪しげな骸骨男に遭遇、尾行を開始する。骸骨男はサーカス小屋の中で忽然と姿を消し、その日から小屋の中で恐ろしい出来事が次々と起こり始める。名探偵・明智小...
(2000.06.03読了)(2000.05.01購入) (「BOOK」データベースより) 少年探偵団の井上君とノロちゃんは、町で怪しげな骸骨男に遭遇、尾行を開始する。骸骨男はサーカス小屋の中で忽然と姿を消し、その日から小屋の中で恐ろしい出来事が次々と起こり始める。名探偵・明智小五郎と、小林少年率いる少年探偵団の活躍が始まった―。 ☆江戸川乱歩さんの本(既読) 「少年探偵07 怪奇四十面相」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.08. 「少年探偵08 地底の魔術王」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.09.01 「少年探偵09 電人M」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.09. 「少年探偵10 宇宙怪人」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.10. 「少年探偵11 奇面城の秘密」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.10.05 「少年探偵12 黄金豹」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.11.05 「少年探偵14 夜光人間」江戸川乱歩著、ポプラ社、1964.11.05 「少年探偵16 仮面の恐怖王」江戸川乱歩著、ポプラ社、1970.06.
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/6367096.html)
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