本のある生活 の商品レビュー
商用的には結論から言うと大変厳しい。現状、大手の出版社、取次、書店等が流通自体を支配しているため、なかなか変わることができない。最近本の世界を変えるのではといわれている電子書籍は、冊子の本とは全く違うものであり、どちらかといえば、辞書類や自己啓発本には適していると思うが、それ以外...
商用的には結論から言うと大変厳しい。現状、大手の出版社、取次、書店等が流通自体を支配しているため、なかなか変わることができない。最近本の世界を変えるのではといわれている電子書籍は、冊子の本とは全く違うものであり、どちらかといえば、辞書類や自己啓発本には適していると思うが、それ以外は紙の媒体が読みやすく逆に価値が見直されるではと述べている。実際に本業界の未来が見えてこないのが悩ましい。
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アマゾンがやっているのは、昔の街の小さな書店がやっていたこと。 万引きは書店を倒産に導いてしまう。 本屋ではマージンは売上の22-23%程度しかない。 万引きを売上の3%程度が損害金としている。 読書が趣味だと学生時代は真面目だとバカにされるなんて風潮はいつの時代だ。私はずっと読...
アマゾンがやっているのは、昔の街の小さな書店がやっていたこと。 万引きは書店を倒産に導いてしまう。 本屋ではマージンは売上の22-23%程度しかない。 万引きを売上の3%程度が損害金としている。 読書が趣味だと学生時代は真面目だとバカにされるなんて風潮はいつの時代だ。私はずっと読書ばっかしやってきた。
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2011年に発売された本ですが、現在の本や出版をめぐる状況、その全体像をざっと把握できる本だと思います。 本の世界を元気にするための試みをされている方へのインタビューと、著者自身が行われているブッククロッシングについての取り組み、「本の流通」をめぐる問題状況に関する議論は特に、現...
2011年に発売された本ですが、現在の本や出版をめぐる状況、その全体像をざっと把握できる本だと思います。 本の世界を元気にするための試みをされている方へのインタビューと、著者自身が行われているブッククロッシングについての取り組み、「本の流通」をめぐる問題状況に関する議論は特に、現在、本や読書について考えていこうとする人は理解しておくべき内容だと思いました。ただ、電子書籍については、電子書籍元年と呼ばれた2010年から2年たってかなり状況が落ち着いてきたところこがあるので、いま読むと「黒船が来た!」という感じの混乱感にはあまり共感できないかもしれません。 いずれにしても、2011年という出版された当時における、本や読書をめぐる業界に見取り図としては良いかもしれません。本や読書に関する試みに関心のある方は読んでみると良いかもしれません。
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出版について書かれた本。実は著者が以前働いていた会社に今自分が働いていることに驚いた。著者が取次を経験し、書店経営に失敗し、現在出版社の営業代行を仕事としているのて、一つの視点ではなく、多角的に出版の現状を捉えている。その上、様々な人との対談もとても読み応えがあった。 現在の出版...
出版について書かれた本。実は著者が以前働いていた会社に今自分が働いていることに驚いた。著者が取次を経験し、書店経営に失敗し、現在出版社の営業代行を仕事としているのて、一つの視点ではなく、多角的に出版の現状を捉えている。その上、様々な人との対談もとても読み応えがあった。 現在の出版業界の状況を出版不況ではなく、出版業界不況であることを再認識し、出版社や取次は新たな施作をするべきだと感じた。
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自分が勤めている店で気になり、手に取った一冊。 出版業界の色々な問題が分かりやすく書かれており、何度も読み直したい一冊となった。
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図書館の新刊で手に取った本。本好きとまではいかないし、二度以上読まないかどうかわからないがなんとなく共感した部分があった。この本は飛ばし読みして最後の章(?)を少し読んだだけである。
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本をめぐる話。 てっきり読書の話ばかりかと思ったが、書店事情や出版流通事情もあり、 業界人による電子書籍に対する意見も面白い。 再販制度と返品の仕組みもあって、 出版から書店の業界はどうにも腐ってるようだが。 もっとユーザーのためになるように、 出版は良いものを作るように、 書...
本をめぐる話。 てっきり読書の話ばかりかと思ったが、書店事情や出版流通事情もあり、 業界人による電子書籍に対する意見も面白い。 再販制度と返品の仕組みもあって、 出版から書店の業界はどうにも腐ってるようだが。 もっとユーザーのためになるように、 出版は良いものを作るように、 書店は良いものが人に渡るように努力して欲しいな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ブッククロッシング・ジャパン代表。この人は「本を楽しむ人」。「どのように紙の本を守るか」、等の本全体の問題に対して具体的に攻め込む。本を救うにはどうすればいいか。この人の本を読んで勉強していきたい。
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「日本中を図書館に」という運動を行っているブッククロッシング・ジャパン代表の財津正人さんが書いた本。 日本の出版業界が抱える様々な問題を、本に関わる様々な人とのインタビューを交えて書かれている。 書店でアルバイトをしてたので、書店の問題点が分かりやすく書かれててとても面白かっ...
「日本中を図書館に」という運動を行っているブッククロッシング・ジャパン代表の財津正人さんが書いた本。 日本の出版業界が抱える様々な問題を、本に関わる様々な人とのインタビューを交えて書かれている。 書店でアルバイトをしてたので、書店の問題点が分かりやすく書かれててとても面白かった。何で、本屋のバイトの時給がこんなに忙しいのに安いのかも分かった(笑)そうなんだぁ!の連続。 読者は間違いなくいる。しかし、本が溢れてて、求められている本がきちんと読者に届いていない。 みんなが、本ってやっぱりいいなって思ってくれる世の中にするために、様々な動きがある事が分かって良かった。 もっともっと、みんなが本を好きになるように。 私もその運動に関わりたい。
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業界不況不況と言われ続けて食傷気味やったけど「過剰にビビリすぎ!」と開き直れた。 「紙か電子か」は二者択一ではない。むしろ相乗効果を狙うべき。ピンチはチャンス。ピンス。 電子書籍がニュースになってるおかげで、紙の本も注目されてるやん。この機に便乗しない手はない。 死んだような目で...
業界不況不況と言われ続けて食傷気味やったけど「過剰にビビリすぎ!」と開き直れた。 「紙か電子か」は二者択一ではない。むしろ相乗効果を狙うべき。ピンチはチャンス。ピンス。 電子書籍がニュースになってるおかげで、紙の本も注目されてるやん。この機に便乗しない手はない。 死んだような目で、雑誌付録の紐かけしてる場合ではない。 出版流通の制度疲労については勉強になった。素人の意見としては、「新刊委託の翌月払い辞める」って策はあるのに何故やらないのか不思議。国が出版社を援助すれば出来るんちゃうん?アカンの?
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