新書で大学の教養科目をモノにする 政治学 の商品レビュー
浅羽通明『新書で大学の教養科目をモノにする政治学』光文社新書 読了。教養で済ますな(キリッ← 専門分化した断片的な理解が緩やかに結合していく感じ。全体像を容易に確認できる点では有用。しかし、この薄さによくまとめられたよなw 充分に詳述されてはいないため、ガイド的な使用が賢明かな。...
浅羽通明『新書で大学の教養科目をモノにする政治学』光文社新書 読了。教養で済ますな(キリッ← 専門分化した断片的な理解が緩やかに結合していく感じ。全体像を容易に確認できる点では有用。しかし、この薄さによくまとめられたよなw 充分に詳述されてはいないため、ガイド的な使用が賢明かな。 2011/10/30
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資格予備校Wセミナーで、司法試験や公務員試験対策のテキストとして使われていた本です。政治学の基本事項を分かりやすく解説し、簡潔に整理しています。 近代政治思想史や、現代の大衆国家の特徴、さらに現代政治学の初歩的な知識を押さえておくのに役立ちます。
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政治学ってどんな学問か知りたくて借りた。断片的な知識をつなぎあわせるのに役に立ち、興味もわき、もっと知りたくなった。後半、現代の政治学の状況の紹介に至るまでがちょっと雑な感じがした。しかし、身近な最近の話と連動してくるとわかりやすかった。でも、まったく知識が無いまま読むときついか...
政治学ってどんな学問か知りたくて借りた。断片的な知識をつなぎあわせるのに役に立ち、興味もわき、もっと知りたくなった。後半、現代の政治学の状況の紹介に至るまでがちょっと雑な感じがした。しかし、身近な最近の話と連動してくるとわかりやすかった。でも、まったく知識が無いまま読むときついかも。普段から政治の動向に興味がある人なら、タイトルにあるように教科書的に読めると思う。 著者の「右翼と左翼」という著作もおすすめ。
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積んどいた本。出張の行き帰りに読みました。コンパクトな本で、とても勉強になりました。フランスの政治システムとか、全然知らんかったなあ。
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8/31読了。かつて「ニセ学生マニュアル」で名を馳せた(?)浅羽通明氏による『試験のための政治学』の復刻版。内容的に古くなっている部分は加筆修正されています。元々はWセミナーからの出版だったのか。実は司法試験受験でワセシ(早稲司)に一年以上も通っていたのですが、当時は教養選択科目...
8/31読了。かつて「ニセ学生マニュアル」で名を馳せた(?)浅羽通明氏による『試験のための政治学』の復刻版。内容的に古くなっている部分は加筆修正されています。元々はWセミナーからの出版だったのか。実は司法試験受験でワセシ(早稲司)に一年以上も通っていたのですが、当時は教養選択科目に政治学があって、この本の存在は朧げながら記憶の片隅にはあったものの、実際に読むのは今回が初めてでした。確かに大学の一般教養レベルの内容であって、政治学や法律学を専門とする方は本格的な専門書に進んで欲しいですが、大学のパンキョー程度の講義で全てを幅広く網羅して触れることはないでしょうから、広く浅くといった試験対策本として、あるいは教養として通り一遍を学びたい人には短時間で概観できるのでいいかも。
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基本的な言葉の定義から始まる。次に紀元前から現在までの世界の政治の変遷が語られ、現在の各国政治制度がまとめられている。最後に政治過程論、現在の政治学理論で終わる。 要点がよくまとまっていてわかりやすい。まさに大学の一般教養の教科書・参考書といったところであった。 前提が違えば結果...
基本的な言葉の定義から始まる。次に紀元前から現在までの世界の政治の変遷が語られ、現在の各国政治制度がまとめられている。最後に政治過程論、現在の政治学理論で終わる。 要点がよくまとまっていてわかりやすい。まさに大学の一般教養の教科書・参考書といったところであった。 前提が違えば結果が異なるというように、ある国でうまくいっている政治制度が別の国でうまくいくのか否かは、制度の特質だけでなく、いろんな背景を抑えておく必要があることが良くわかる。
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政治学の概観が分かりやすくまとめられていて、グッド! もちろん、この本は入門だから、荒っぽい面もあるかもしれないけれど、導入としてであれば、分かりやすくまとめられていて素晴らしい。 こういう全体像を把握できる本を読むと、自分の認識の間違いや思い込みも矯正されるので、嬉しいですね ...
政治学の概観が分かりやすくまとめられていて、グッド! もちろん、この本は入門だから、荒っぽい面もあるかもしれないけれど、導入としてであれば、分かりやすくまとめられていて素晴らしい。 こういう全体像を把握できる本を読むと、自分の認識の間違いや思い込みも矯正されるので、嬉しいですね 2011年7月9日41冊目
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
政治学からポリティカルサイエンスへの橋渡しをする本だと思った。著者が編集者の仕事をしていただけあって、政治学に関する理論や制度分析、最近の政治学の動向に関してはコンパクトにかつ具体例を交えて分かりやすくまとめられていた。門外漢なので何とも言えないが、政治学における成果をつなぐ動きが少ないように思えた。例えば、Aの政治哲学を達成するためには、Bの政治制度が望ましく、またCのような欠陥を補うためにDのような法律が必要だみたいな一連の体系的な主張などである。個々の成果、例えば政党制だったり投票プロセスだったりの分析が優れている分、それを有機的につなぎ合わしていくような動きがあってもよいとおもった。もちろん、政治学を使って、まともに思考し、議論するためには筆者が推薦する政治学(有斐閣)を読むことが必要だと痛感した。
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