親愛なるキティーたちへ の商品レビュー
アンネフランクの足跡をたどる紀行文。旅日記が時系列通りに進むのとは対照的に、アンネフランクや著者の父の歩んだ道のりは時系列を遡っていく。読みにくくはあるが、それが著者の詩の形なのだろう。
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偶然とはいえ、憧れのアンネ・フランクと自分の父が同じ年に生まれていたなんて。さらに2人が同じ時期に日記を書き残していたなんて。小林エリカさんには、遠い出来事が一気に身近に感じられただろうな。その2人の日記からの引用と、アンネの足跡を旅する小林さんの日記が絶妙に絡み合っていて、重た...
偶然とはいえ、憧れのアンネ・フランクと自分の父が同じ年に生まれていたなんて。さらに2人が同じ時期に日記を書き残していたなんて。小林エリカさんには、遠い出来事が一気に身近に感じられただろうな。その2人の日記からの引用と、アンネの足跡を旅する小林さんの日記が絶妙に絡み合っていて、重たい話題なのにグイグイ読んでしまう。 収容所や隠れ家を訪ねることでユダヤ系の人々の味わった凄惨な経験を辿りながらも、パレスチナで起こっていることにも触れ、食べ物探しや勤労動員に明け暮れる日本の少年の日常を生々しく紹介しながら、彼と周囲の人々がいかに他国への侵略と結びついていたかにも触れている。加害と被害の関係についての小林さんの視線は一貫している。 こういうテーマを扱うと重厚な作品になりがちだが、この本の読後感はなぜか清々しいものだった。旅行記の中で触れられた様々なエピソードにも、忘れ難いもの、気になることがたくさんある。きっとまた読んでしまうだろうな。
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同じ年に産まれた作者のお父さんの日記と アンネの日記と私を繋ぐ記録。 作者がアンネを巡る旅をする。 作者の思春期の時代もでてきたりと、 時代が色々変わるのに全然ごちゃごちゃ感もなく 一緒に旅してる気分になる。 楽しい旅ではないけれど、 アンネがいた場所の雰囲気とか描写が ...
同じ年に産まれた作者のお父さんの日記と アンネの日記と私を繋ぐ記録。 作者がアンネを巡る旅をする。 作者の思春期の時代もでてきたりと、 時代が色々変わるのに全然ごちゃごちゃ感もなく 一緒に旅してる気分になる。 楽しい旅ではないけれど、 アンネがいた場所の雰囲気とか描写が 悲しくて美しい。
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小林エリカさんが「私の一冊」という文章で「アンネの日記」を推していた。その中で、お父様がアンネと同じ歳で、やはり日記を書いていて、 お父様の日記を読みながらアンネの足跡を辿る旅をしてこの本を書いた、とあったので読みたくなった。 ほぼ10年前、東京を出発して、アンネが亡くなったアウ...
小林エリカさんが「私の一冊」という文章で「アンネの日記」を推していた。その中で、お父様がアンネと同じ歳で、やはり日記を書いていて、 お父様の日記を読みながらアンネの足跡を辿る旅をしてこの本を書いた、とあったので読みたくなった。 ほぼ10年前、東京を出発して、アンネが亡くなったアウシュビッツから隠れ家のあったアムステルダム、生まれたフランクフルト、とたどっていく。 アンネの道行きは過酷で本当に切ないが、ぐいぐい読ませる。 中東戦争とか、私は無知だなぁ。 でも、知って良かった。 小林エリカさんのお父様は、シャーロッキアンで有名な小林司さんだった。
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著者の方、パルコのCMで見たことのあるイラストを描いている人だったんですね。史実を父、アンネ両面から追っていて貴重な試み・記録だと思う。一般市民の生死が関わった第二次世界対戦が舞台なので、深く沈みこみながら読んだ。でも食べることが好きなようで、本人の旅中の食事について細かく書かれ...
著者の方、パルコのCMで見たことのあるイラストを描いている人だったんですね。史実を父、アンネ両面から追っていて貴重な試み・記録だと思う。一般市民の生死が関わった第二次世界対戦が舞台なので、深く沈みこみながら読んだ。でも食べることが好きなようで、本人の旅中の食事について細かく書かれていて、気分転換に楽しみながら読めた。
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著者が、アンネと父の日記と共に、アンネを辿る旅にでる。 小林さんの情景描写が好き。 THE歴史小説よりもときにぐっとくるフレーズが印象的。 戦争についてもっと詳しく学び、もう一度読み返したい。 ※ずっと訪れてみたかった、京都一乗寺にある恵文社で購入した本。
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