カール・ポラニー の商品レビュー
新自由主義への懐疑が生じつつある昨今、注目されているらしい『大転換』の訳者による要約と解説。ポラニーの生涯を概観した後、『大転換』の要約(というか骨子の説明)が行われ、最後に「『大転換』の評価」としてその功績と課題を論ずるという構成で、シンプルかつコンパクトによくまとまっている。...
新自由主義への懐疑が生じつつある昨今、注目されているらしい『大転換』の訳者による要約と解説。ポラニーの生涯を概観した後、『大転換』の要約(というか骨子の説明)が行われ、最後に「『大転換』の評価」としてその功績と課題を論ずるという構成で、シンプルかつコンパクトによくまとまっている。原典は約600ページもある大著でしかもかなり難解でもあり、中々読むのが大変なので、まずは本書でエッセンスを押さえてから原典に取り掛かるのがよいと思う。
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