仮面劇場 の商品レビュー
イメージ参照(http://kentuku902.seesaa.net/article/387156509.html)
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うーん、さすがにネタ的に、最近の復刊ラインナップには入ってないか^^; 盲聾唖の美少年がガラスの棺に入れられて、瀬戸内海の波間を漂っているという、どんだけ耽美やねんという幕開け。 殺人事件があり、探偵も登場し、ミステリの体裁はとっているものの、ミステリ、冒険小説、耽美小説を、けし...
うーん、さすがにネタ的に、最近の復刊ラインナップには入ってないか^^; 盲聾唖の美少年がガラスの棺に入れられて、瀬戸内海の波間を漂っているという、どんだけ耽美やねんという幕開け。 殺人事件があり、探偵も登場し、ミステリの体裁はとっているものの、ミステリ、冒険小説、耽美小説を、けして器用にではないけれど、作者らしい美意識で繋ぎ合わせた傑作だと思います。 なんと言っても終盤が素晴らしい。詳しく書くとネタバレになるので書けないのが悔しいけど、とにかく芝居のクライマックスさながらの描写、スピード感、視覚的な美しさ。そして、闇。 古くささや端々の整合性には目をつぶって、芝居を見るように楽しむのがいいんじゃないかと。
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生まれて初めて読んだ、横溝小説。妖しさ不気味さ、子供心にそんなものに惹かれた。 しかし、雰囲気だけではなく、ちょっと反則気味とは言え意外な犯人、凶器の隠し場所など、十二分に謎も登場する。 そしてこの後ミステリにはまり、性格が急カーブを描いて内に籠るようになった(笑)。
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