アメリカの国防政策 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
この本の目的は、米国の戦略文化の特徴や、影響力の強さを確認すること。 冷戦後の米国の国防政策の変遷を通史的に解説することを試みている。分析対象の期間は89年から2008年まで。戦略文化の何が変化しているか、または変化してないかを明らかにする試み。 戦略文化については、はっきり述べていないが「合理主義」「科学技術信仰」を挙げていると考えられる。 コメント; 戦略文化については、第一世代の立場をとるのでは。 あとは、各単語の定義を緩めに(敢えて厳しく設定しない)設定している。よって、理論でとらえられない事例についても取り扱うことにしたとか。 「戦略文化の影響を確認する」とのことあが、そもそも戦略文化が現れたという基準が曖昧。 戦略文化は検証が難しいが、やはり学問において議論するなら、ある程度とらえることができるものに具体化する作業がいるのだな、と思った。
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