ふゆのくまさん の商品レビュー
冬のある日、ぼくはおにいちゃんとおねえちゃんと三人で外に出かけた。 おねえちゃんも、おにいちゃんも、ぼくも、それぞれが好きなことをして楽しんでいた。 おねえちゃんは花束をつくった。「くさのみ、かれくさ、ぶどうのようなプリオニア、それから おじいちゃんの おひげのようなクレマチ...
冬のある日、ぼくはおにいちゃんとおねえちゃんと三人で外に出かけた。 おねえちゃんも、おにいちゃんも、ぼくも、それぞれが好きなことをして楽しんでいた。 おねえちゃんは花束をつくった。「くさのみ、かれくさ、ぶどうのようなプリオニア、それから おじいちゃんの おひげのようなクレマチス。」 おにいちゃんはお腹をすかした小鳥の数を数える。 「なんわ いるかしら?」 ぼくはざらざらした背中を撫でてあげた。 「どう、きもちいいかい、くりいろの めうしさん。」 三人は生け垣のところにやってきた。 上の方を見上げると、そこには、毛糸で編んだ栗色の熊さんが引っ掛かっていた―――。 毛糸で編んだ手編みのマフラーをフワッと首に巻くみたいに、心がフワッとあたたかくなる絵本でした。 スマホやゲームなんかなくても、もちろん本さえいらなくて、自然の中で自然と遊びを見つけていった子供時代を思い出します。 子供って、大人が見ていて、そんなの楽しいの?と思うことを喜々として飽きずに延々とやってますよね。 なんでもない、大人が見て価値のなさそうなものを大切にしたり。 豊かな時間だったなー、とつくづく思います。 冬の朝のつんとした気持ちのいい寒さ。 葉がすっかり落ちて、幹と枝だけになった木々。 そんな中でも感じる生き物たちの気配がほっとする。 意味もなく後ろ歩きする「ぼく」のシーンがツボ。
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絵が細かく描かれていて、楽しい冬の外遊びを見るのが楽しい本 くまを見つける所から、どんなくまなんだろう…とどんどん期待が膨らんでいくけれど、最後のページに出てくるくまさんの正体(?)が意外にかわいくないので、内容はすばらしいけれど、裏切られた気が…
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-内容- ある冬の寒い日、おにいちゃんとお姉ちゃんとぼくは三人で出かけました。花束を作ったり、鳥を数えたり・・・。しばらくすると、木の上にある何かを見つけました。何と、すてきなくまさんだったのです。三人はいったいどうしたのでしょうか。
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