つまさきだちの日々 の商品レビュー
軽く読めるけれど、薄っぺらい内容ではなく、ふわふわととても心地よくて、甘くてすーっとした 苺ソーダ水みたいなエッセイ本。 甲斐みのりさん、とても素敵な方だと感じた。
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甲斐さんとはじめてお会いしたのは、2012年3月9日、 浅草橋Le lieuで行われた「甘いことば」というトークショーの時。 熊谷充紘さんが主宰されていた展示『甘い生活』で、 ご一緒したことがきっかけでした。 翌月、お互いの近所のカフェで、打ち合わせでお会いした時、 いただいたの...
甲斐さんとはじめてお会いしたのは、2012年3月9日、 浅草橋Le lieuで行われた「甘いことば」というトークショーの時。 熊谷充紘さんが主宰されていた展示『甘い生活』で、 ご一緒したことがきっかけでした。 翌月、お互いの近所のカフェで、打ち合わせでお会いした時、 いただいたのがこの本。 当時20歳だった私に、きっとぴったりだから、と言って渡してくださいました。 「早く、大人になりたかった。」 開くたび、10代の頃に抱えていた、ひりひりした想いを、側に感じる。 今もまだ、その延長にいることを、強く思い起こす本。 2014年9月1日〜9月29日 SEE MORE GLASS「夢の本屋」展
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女の人が女の人の人生を生きている本が読みたくて選んてみた. エッセイゆえに,著者に興味のある人以外は読んでも仕方がないものが多い.話としても,哲学的に深いわけでも実利的なわけでも面白いわけでもない.更には読んでいてこちらが気恥ずかしくなるような部分もあって,特にポエム系が苦手な...
女の人が女の人の人生を生きている本が読みたくて選んてみた. エッセイゆえに,著者に興味のある人以外は読んでも仕方がないものが多い.話としても,哲学的に深いわけでも実利的なわけでも面白いわけでもない.更には読んでいてこちらが気恥ずかしくなるような部分もあって,特にポエム系が苦手な人には受け入れがたいかもしれない. それでも,紛れも無くこの本には,一人の女の人が書いた一人の女の人の人生がある.だからいいんだ,このままで.
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乙女こじらせてる感じが心地よい。ポリシーや感性に共感することが多くて、なぜだろうと考えたとき、かつて自分がなりたかった姿に似ていることに思い当たった。
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冒頭の『いつか』という詩が好きだ 私にも、つまさきだちしてた頃があるのかな? まだかかとは浮いてるのかな?
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女の子でいることを思い出すための 大切なかわいらしい本。 ずっと近くに置いておいて 何かを忘れそうになった時に そっと開こうと思う。
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女の子はいつも「いつか」「どこか」をみつめている。それは制服のスカートの裾を気にしていた頃の、教室の隅っこの日だまりだったり、10年後、憧れに近づいた自分だったり。だけど懐古したり夢みていてはやっていけなくて、「いま」「ここ」をみつめるように頑張って、意識して。そんなとき、こうい...
女の子はいつも「いつか」「どこか」をみつめている。それは制服のスカートの裾を気にしていた頃の、教室の隅っこの日だまりだったり、10年後、憧れに近づいた自分だったり。だけど懐古したり夢みていてはやっていけなくて、「いま」「ここ」をみつめるように頑張って、意識して。そんなとき、こういう「いつか」「どこか」だって、必要なことなんだよって、悪いことじゃないよって、教えてくれる本。こういう風に夢と現実を行き来する年頃の女の子の毎日が、つまりはつまさきだちの日々なんだろうね。早く抜け出したいとも思うし、一生抜け出したくないとも思います。
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