遊星ハグルマ装置 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
朱川湊人と歌人、笹公人のコラボ本。 ★★1/2かなあ。 短歌は正直、よく分からなかった。 朱川湊人のほうは、このような10ページ以下の 超短編集って、他の作家でも 何冊か読んだことがあるんだけど 難しいなと思う。 この短いページ数の中で 何かを伝えたり、印象に残る作品は なかなかない。。。
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朱川さんといっぷう変わった歌人 笹公人のコラボ作品。 ポプラビーチに3年くらいにわたって順番に発表された作品群。互いの作品にインスパイアされて着想を得たんだろうなぁというのは読めばわかるが、そのへんの経緯は、ポプラビーチだけにある初回の笹さんの序文に詳しい。 http://www...
朱川さんといっぷう変わった歌人 笹公人のコラボ作品。 ポプラビーチに3年くらいにわたって順番に発表された作品群。互いの作品にインスパイアされて着想を得たんだろうなぁというのは読めばわかるが、そのへんの経緯は、ポプラビーチだけにある初回の笹さんの序文に詳しい。 http://www.poplarbeech.com/haguruma/002044.html 笹さんの歌については良くわからないのもあるけどとりあえず読んだという感じ。 朱川さんの短篇は32篇、ノスタルジックホラーありSFあり、コメディーありとぜいたくに楽しめる。 しかもどれもレベルが高い!物語の見本帳のようだ。 私のベスト3は「あなたの、古い友だち」「赤い月」「傷だらけのジン」。 ラピラピ、退魔師のお母さんがいた家族、後輩Hなど同じキャラが何度か登場するのも楽しい。
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直木賞作家 朱川湊人と、歌人 笹公人のコラボ作品。掌編小説と短歌が交互に載り、相乗効果で奇妙な世界観に誘われた。
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朱川さんのショートショートと笹さんの短歌のコラボレーション。 短歌のことはよくわからないのですが朱川さんお得意のホラーユーモアSF風味ノスタルジックで昭和の懐かしさを感じる作品とそれに呼応するような笹さんの妄想短歌。二人の絶妙なキャッチボールを楽しめました。 昭和チックな装丁と諸...
朱川さんのショートショートと笹さんの短歌のコラボレーション。 短歌のことはよくわからないのですが朱川さんお得意のホラーユーモアSF風味ノスタルジックで昭和の懐かしさを感じる作品とそれに呼応するような笹さんの妄想短歌。二人の絶妙なキャッチボールを楽しめました。 昭和チックな装丁と諸星大二郎のカバーイラストもいいですね。
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朱川湊人の短編と笹公人の短歌(?)が交互に織り成して紡がれていく短編集。短歌はまぁそれなりに物語を繋いで行ってるなぁ、くらいの印象で、さして心に残るものでもなく。。朱川の描く短編の数々もさほど心に突き刺さるものはなく。。まぁそれなり。でも結構好みのタッチではあったかな。
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笹公人さんの歌は初めて読んだ。ときどきクスリとするような雰囲気の歌。 笹公人さんの歌、朱川湊人さんの短編と交互に書かれているのだけれど、それがまた面白い。だって、微妙に関連があるんだもん。
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少しレトロな雰囲気漂う、幻想的な句とショートショート集。ぞくりとさせられるもの、ほんわかさせられるもの、うっとりさせられるもの、くすりと笑わされるものなどなどさまざまなテイストです。ときどきシリーズになっている作品もあって、思いがけない驚きが。 お気に入りは「僕らの移動教室」。あ...
少しレトロな雰囲気漂う、幻想的な句とショートショート集。ぞくりとさせられるもの、ほんわかさせられるもの、うっとりさせられるもの、くすりと笑わされるものなどなどさまざまなテイストです。ときどきシリーズになっている作品もあって、思いがけない驚きが。 お気に入りは「僕らの移動教室」。あまりにシュールでインパクト大。私も嫌だこんな移動教室! 「不都合な真実」シリーズもなんだか面白いし。句では「悪夢の証明」が、恐ろしい想像の余地があってお気に入り。これをねたにホラーが書けるのでは。
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笹は念力短歌の歌人。ササの短歌5首と朱川の6ページほどの短編がお互いをインスパイアしながら交互に続きます。短編の方は暖かかったり不思議だったり恐ろしかったりと著者らしい出来なのですが、念力短歌の方はさっぱりでした。歌集のタイトルが「抒情の奇妙な冒険」というのだから推して知るべし(...
笹は念力短歌の歌人。ササの短歌5首と朱川の6ページほどの短編がお互いをインスパイアしながら交互に続きます。短編の方は暖かかったり不思議だったり恐ろしかったりと著者らしい出来なのですが、念力短歌の方はさっぱりでした。歌集のタイトルが「抒情の奇妙な冒険」というのだから推して知るべし(笑。
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同じ「惑星」からインスピレーションを受けた直木賞作家の短篇小説と“念力”短歌が交感!?空想と科学と、昭和の薫りと…懐かしく不思議な物語が紡がれる(「BOOK」データベースより) 笹さんの短歌と朱川さんの短編が交互に収録された一冊。 お話、時々リンクしてます。 正直、笹さん...
同じ「惑星」からインスピレーションを受けた直木賞作家の短篇小説と“念力”短歌が交感!?空想と科学と、昭和の薫りと…懐かしく不思議な物語が紡がれる(「BOOK」データベースより) 笹さんの短歌と朱川さんの短編が交互に収録された一冊。 お話、時々リンクしてます。 正直、笹さんの短歌は「???」だったのですが、朱川さんの短編はホラーありSFありしんみり人情話ありとバラエティに富んでいて面白かったです。 恐竜図鑑のブロントサウルスのお話が好きだなぁ。 表紙の諸星大二郎さんのイラストも、いかにもアヤシイ昭和レトロちっくで大変よろしかったです♪
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SF・ファンタジー物を得意とする直木賞作家・朱川湊人の書く短編と、新進気鋭のファンタジック念力(?)歌人・笹公人の作る短歌が見事にコラボレーション。同じ惑星に住む似たもの二人の作るイマジネーションの世界は、ノスタルジックでなぜか懐かしい。 ポプラ社のWebマガジン「ポプラビーチ」...
SF・ファンタジー物を得意とする直木賞作家・朱川湊人の書く短編と、新進気鋭のファンタジック念力(?)歌人・笹公人の作る短歌が見事にコラボレーション。同じ惑星に住む似たもの二人の作るイマジネーションの世界は、ノスタルジックでなぜか懐かしい。 ポプラ社のWebマガジン「ポプラビーチ」に、数年にわたり連載されたお二人によるコラボレーション企画。5編の短歌作品にインスパイアされた7ページ弱の短編作品が続き、さらにそのイメージにインスパイアされた短歌が続くという連歌形式で発表された作品集。摩訶不思議な味わいのものへと変貌していく。意表を突く言語感覚とイマジネーションはさすが。二人の空想世界を文字化する才能はまさに職人技だ。
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