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対論 文明の原理を問う の商品レビュー

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2013/04/17

題名にもある通りの対談集。取りまとめは、地理学者の安田喜憲さん。大学院の頃、『環境考古学のすすめ』とか『森と文明の物語』とかを読んだ記憶あり。21世紀は「物質エネルギー文明から生命文明の時代へ」と大きく文明の原理を転換しなければならないという安田さんの主張は、大いにうなづけるのだ...

題名にもある通りの対談集。取りまとめは、地理学者の安田喜憲さん。大学院の頃、『環境考古学のすすめ』とか『森と文明の物語』とかを読んだ記憶あり。21世紀は「物質エネルギー文明から生命文明の時代へ」と大きく文明の原理を転換しなければならないという安田さんの主張は、大いにうなづけるのだが、どうやったら転換できるのだろうか・・・。人間、一度覚えた“便利”を手放すのは勇気がいるからなぁ・・・。自分だって、ちょっとの節電はできても、エアコンのない生活に戻るのは厳しいなぁと思ってしまう。きっと「価値観」の転換が必要なんだよな、きっと。今、気分的にはいわゆる技術革新とか成長の物語にはあまり興味がわかず、「降りてゆく生き方」とか「下山の思想」とかに惹かれている時期なので、それが「価値観」の転換につながったらいいなと願いつつ。

Posted byブクログ