イギリス ヒストリカル・ガイド 改訂新版 の商品レビュー
この本は紀元前のケルト民族渡来からはじまり、20世紀終盤までのイギリス史を適度なボリュームで解説している本である。特に感心したのは各時代のボリュームのバランスが非常に良くて、特定の時代に偏りすぎてはいないので、その意味でも読みやすい本である。 逆に言うと、しっかり読もうと思った...
この本は紀元前のケルト民族渡来からはじまり、20世紀終盤までのイギリス史を適度なボリュームで解説している本である。特に感心したのは各時代のボリュームのバランスが非常に良くて、特定の時代に偏りすぎてはいないので、その意味でも読みやすい本である。 逆に言うと、しっかり読もうと思ったら1週間はかかる本であるが、この本の読破後にイギリスに観光に来られたら、満喫度は倍増すること間違いなしである。ウェストミンスター寺院一つとっても、この本を読んでから訪れたら、無知な人の10倍は寺院内部を楽しめるだろう。 一つだけ残念だったのは、適度なボリュームに抑えるため仕方がないのだが、かなり複雑な背景を持った事件についても、あっさりした記述にとどまっているため、わかりづらい箇所があることだ。例えばスコットランド女王メアリーが処刑されるまでの過程や、ピューリタン革命、王政復古、名誉革命あたりの背景などはわかりづらい気がした。ただこの本を通じてイギリス史に対する興味は湧くので、初心者向けとしては大変良くできていると感じた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
せっかくだから、今住んでいるイギリス(UK)の歴史を勉強してみました。ストーンヘンジからブレア首相までの2000年に渡るイギリス・ブリテン・UK・英帝国の歴史概略が事件とその解釈を分かりやすく記述している一冊です。
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