第三の敗戦 の商品レビュー
著者、堺屋太一さんの作品、ブクログ登録は2冊目になります。 どのような方か、ウィキペディアで確認しておきます。 堺屋 太一(さかいや たいち、1935年(昭和10年)7月13日 - 2019年(平成31年)2月8日)は、日本の元通産官僚、小説家、評論家。位階は従三位。勲等は旭...
著者、堺屋太一さんの作品、ブクログ登録は2冊目になります。 どのような方か、ウィキペディアで確認しておきます。 堺屋 太一(さかいや たいち、1935年(昭和10年)7月13日 - 2019年(平成31年)2月8日)は、日本の元通産官僚、小説家、評論家。位階は従三位。勲等は旭日大綬章。 83歳にて亡くなられています。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) これから3年、日本は負け続ける。そして――。 第1の敗戦は幕末、第2の敗戦は太平洋戦争、そして、下り坂20年の末にきた大震災が第3の敗戦である。ここで大改革ができなければ、なお日本は負け続ける。 3.11 東日本大震災から2ヵ月余。 進まない復興、終わらない原発事故の恐怖――。 私たちはどこにいるのか、どこへ行こうとしているのか?! 大きな歴史のうねりを踏まえつつ、日本が今ある現実をはっきりと指し示し、 この混迷の事態を「第三の敗戦」と呼ぶ堺屋太一氏が、渾身の力で書き下ろした、救国の書。 第1章 白地に描かれた「明治日本」 第2章 「戦後日本」の繁栄 第3章 文明の変貌と日本の凋落 第4章 「第三の建国」――新しい日本のコンセプト 本作は、東日本大震災がおきてから間もなくの刊行になります。 この震災での進まない復興等を、現在の日本の現実として捉え、今は、新たな方向に進むチャンスと見ているように思えます。 今年(2022年)は、震災から、11年になります。 当時と比べて、今は、良き方向に進んでいると信じています。
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正直、堺屋さんの著作にしては物足りなかった。東日本大震災が敗戦並みに大きな出来事として捉えたいのはわかるけど、経済の低迷期に大地震があるというような歴史は繰り返すのようなスタンスだけで捉えているように感じた。
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東日本大震災の後に、緊急出版された本だが、内容は堺屋太一はぶれていないと思わせるような歴史認識、そのあとを提言している。 第1の敗戦を明治維新前、第2の敗戦を太平洋戦争、第3の敗戦を東日本大震災として、今までの敗戦をどのようにして知恵と運で乗り切ってきたかを歴史から学ぶことによ...
東日本大震災の後に、緊急出版された本だが、内容は堺屋太一はぶれていないと思わせるような歴史認識、そのあとを提言している。 第1の敗戦を明治維新前、第2の敗戦を太平洋戦争、第3の敗戦を東日本大震災として、今までの敗戦をどのようにして知恵と運で乗り切ってきたかを歴史から学ぶことによって、これからの世界を考えたいと言うことらしい。 今までのシステムにしがみつかず、ゼロベース思考で国作りを考えるからこそ、大阪市長の橋下氏と共著も出せるのでしょうが。 堺屋太一氏の今までの著作を読んだことがある人には延長上で、読んだことがない人には、堺屋氏らしい歴史観を読むには良いのではないでしょうか?
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第一を江戸末期外国の圧力による開国、第二を第二次世界大戦の敗戦、そして3.11の震災を第三の敗戦として今後の日本はどうあるべきかが書かれているが、肝心の第三の敗戦後のどうあるべきか論が心に響いてこず。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どの本にもある傾向ですけど、前半良し、後半ダレダレ、な本です。 今回の大阪の動きはこの人が付いているので個人的には多分大丈夫だろうと思っています。 にしても、こんな年取ったおっさんがちゃんと未来のことを考えて動いてくれていることに感謝です。 http://uchidashin1.blog117.fc2.com/blog-entry-49.html
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主張内容自体は、筆者が繰り返し表明してきていることであり、ひとつひとつに目新しさはない。ただ、今回の震災を第三の敗戦と捉え、過去の2度の敗戦の分析・比較を踏まえたうえで方針提起をしており、説得力があるように感じた。 物財の豊かさを求める規格大量生産型の工業社会から満足の大きさを...
主張内容自体は、筆者が繰り返し表明してきていることであり、ひとつひとつに目新しさはない。ただ、今回の震災を第三の敗戦と捉え、過去の2度の敗戦の分析・比較を踏まえたうえで方針提起をしており、説得力があるように感じた。 物財の豊かさを求める規格大量生産型の工業社会から満足の大きさを人間の幸せとする知価社会への転換。 目指すのは、省資源、多様なコミュニティ、好き好き開国の知価社会、そして好老文化の幕開く新しい日本。 キーワードは「古い日本に戻さない」「官僚を身分から機能へ」。 主張はよくわかる。規格大量生産型産業の代表のような企業に勤める者として何を考え、どう行動すべきか。これは自分自身の宿題。
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第三の敗戦とはまた大きくでたものだ、と思いつつ最後まで読んでみました。 本著は近現代の歴史を振り返り、震災後の国のあり方を提言。 近現代を経済に主軸をおいて的確な洞察をしておられ、「団塊の世代」の名付け親である著者の面目躍如たるものがありました。 震災後の提言については「規...
第三の敗戦とはまた大きくでたものだ、と思いつつ最後まで読んでみました。 本著は近現代の歴史を振り返り、震災後の国のあり方を提言。 近現代を経済に主軸をおいて的確な洞察をしておられ、「団塊の世代」の名付け親である著者の面目躍如たるものがありました。 震災後の提言については「規格大量生産工業社会によって繁栄した日本の一時代は終わった」として、国家のグランドデザインを述べておられます。 脱工業化で知価社会を目指そうという、いつもの著者の持論に始まり、道州制導入、TPP賛成開国論、官僚依存廃止などを披瀝されておられます。 言うは易く行なうは難し。 デザインできてもアクションプランがなければ絵に描いた餅ですね。 そのあたりは優秀な官僚に任せるのかな? 総論だけで各論が緻密に組み立ててない理想論は、震災後とくに辟易しています。
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堺屋節、健在。 ただ、日本がおかれた明治の開国、太平洋戦争敗戦の流れを踏まえ、現在の状況はよく理解できるが、提言された処方箋の実行度を考えると、何とも虚無感が。
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■復興 1.東日本大震災は単なる天災ではなく、日本という国の「敗戦」とみて日本復興に取り組むべきである。
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TOPPOINT2011年8月号より。 著者は堺屋太一氏。 今回の東北大震災を機に今後の国のあり方を考える。
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