引じん(エンジン)/ENGINE の商品レビュー
著者久々のアクションで文句なく楽しめる。凶暴な美貌のヒットマン最高。ロシアマフィア、美貌のヒットマンというと佐々木譲『北帰行』を思い起こすが、本作の方がハードボイルド。
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矢作俊彦の中で最良の作品というわけではない。 期待外れで、少し混乱している。 具体的な事例については、詳細は当分先になるだろう再読の後、修正したい。 自動車雑誌Engineの連載を加筆修正。例によって大幅に。 作風が違っても素晴らしい文体を維持してきたが、情交の場面他、陳腐さを感じた箇所があった。 二村刑事物ほどには抑制的でも、ポルノグラフィア程扇情的でもなく、最初期の作品群やNaviに連載していたあれやこれやほどカーアクションを魅力的にも感じなかった。 衰えたとは思いたくないが、もしやそういうことだろうか。 「あじゃぱん」を最高峰として、前作の「魔都にハンマーを」まで全く見ることがなかったような無理や弛緩が感じられる。思えば、共著の「犬なら普通のこと」、「百発百中」もだるかったし、月刊新潮の「フィルムノワール」も嫌な感じだ。作品毎に作風は違っても、緊張感と文体は非常に質が高かったのが、これまでの矢作俊彦だったのだが、何だろう。 と言っても、矢作俊彦の最新作というだけで、興奮はしたし、それなりに楽しんだのだが、他人に勧めたくなるものではない。世相を反映してか、全般的に暗く、救いも無い。 ところで車雑誌のEngineに書いた作品のためか、車が沢山登場する。 ランチャ、マイバッハ、カローラ、ランエボ、ベントレー、Cクラス、BMWクーペ、ゴルフプラス、キャデラック。 思えば二村刑事もゴルフだったし、VWを好意的に評価しているのだろうか。まぁ大衆車の記号だろうか。私が所有している車がゴルフだから、つい気になってしまう。 う~ん。
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