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作家名でわかる逆引き美術館手帖 の商品レビュー

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2011/10/27

「日本国内でルノワールが見たい」。そう思ったとき、「はて、どこの美術館に行けば見られるのか?」と思うこと、ありますよね。「ルノワール展」のような展覧会があればいいですが、そうたびたび行われるものでもありませんし。 そんなときにおすすめしたいのが、『逆引き美術館手帖』。見たいと思...

「日本国内でルノワールが見たい」。そう思ったとき、「はて、どこの美術館に行けば見られるのか?」と思うこと、ありますよね。「ルノワール展」のような展覧会があればいいですが、そうたびたび行われるものでもありませんし。 そんなときにおすすめしたいのが、『逆引き美術館手帖』。見たいと思ったそのときにその画家のページを開けば、どこに行けば作品を見られるかがわかるのです。今回はその手帖から、例に挙げたルノワールの項目をご紹介します。  * * * モネと並ぶ印象派の巨匠ルノワールは、生涯光と色彩が溢れる「生の歓び」を描き続けた画家である。彼は貧しい仕立て屋の息子から陶器の絵付け職人を経て、21歳のときに国立美術学校に入学。その後、モネやシスレーらの仲間たちと出会い、印象派として活動した。 日本でも人気のある画家で、多くの美術館が彼の作品を所蔵しているが、中でもとびきり愛らしく、人々に親しまれているのが、ブリヂストン美術館の『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』である。 こちらは印象派の輝きが頂点に達した1877年の「第3回印象派展」に、ルノワールの傑作『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』(オルセー美術館)とともに出品された。モデルの少女は、当時パリで有数の出版社を経営していたジョルジュ・シャルパンティエの娘で、ルノワールはこの一家の庇護を得て、画壇での成功をつかんでいる。 1880年以降ルノワールは、より調和のとれた古典的イメージを追求するようになっていった。彼が辿り着いた独自の様式は、ひろしま美術館の『パリスの審判』に見ることができる。リウマチに苦しみながらも、地母神のような堂々たる裸婦を特有の暖色で描いた、ルノワール最晩年の代表作である。 ■ルノワールの作品を所蔵する美術館 『すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢』⇒ブリヂストン美術館 http://www.bridgestone-museum.gr.jp/ 『パリスの審判』⇒ひろしま美術館 http://www.hiroshima-museum.jp/  * * * いかがでしたか。ルノワールの経歴や作品の解説もさらっと読めて、ちょっと便利だと思いませんか? 全国79美術館、53アーティストを網羅。西洋美術・日本美術・現代美術と幅広く、見ているだけで美術旅行の計画も立ってしまいます。夏休みの予定にひとつ、美術館巡りも加えてみませんか?

Posted byブクログ

2012/05/19

とりあえず日本美術だけ見ました。この本の最初に書いてある通り、特に日本画はいつ行っても見られるものではありません。どちらかというと逆に滅多に見られないと思っていたほうがいいです。 この本を見てすぐにでも見に行こうと思うと多分がっかりします。

Posted byブクログ