しげちゃん の商品レビュー

室井滋【作】,長谷川義史【絵】

2014/05/24

知人がビブリオバトルで紹介していて、読みたくなったので図書館で借りた。

女優の室井滋さんの、「滋（しげる）」という名前についての実話がもとになっている。

内容と結末を知っていて読んだのだけれど、いい話だから楽しめた。
私は、むしろ男女兼用のような名前に憧れているけれど、当人にとってははじめに葛藤があるようだ。
他人に言われて気づいたり傷ついたりすることは、確かにある。
そしてそこから得られることもあるのだ。
「滋」という名前に込められた意味は、素朴で力強い。
小学校低学年のころ、自分の名前の由来を名付け親にインタビューする、という宿題があった。
それぞれの名前には、必ず意味がある。
これから名付けをする大人にも読んでほしい。

2013/10/09

平成24年第41回長崎県読書感想文課題図書(低学年)
小学校での名前の由来についての授業にぴったりです。
室井滋の滋は本名だったんですね。

2015/03/26

★2012/11/30　5年生。

読む前に、室井滋さんを知っているか聞いてみた。誰も知らなかった。「ファインディング・ニモのドリーの声をやっているよ。」というと、みんなへぇ～という顔。写真があれば良かったけど、熟カレーの広告が見当たらなかった（苦笑）。

お話はとても静かに聞いてくれた。少し長いかなと思ったが、誰一人下や横を向いてしまう子がいなかったように思う。でも、反応があまりに静かだったので、読後「自分の名前の由来を知っている人？」と聞いてみた。手を挙げたのはわずか数人。恥ずかしいのもあるのかな。ちょっと少ない気がした。

「みんなの名前にはしげちゃんのようにお父さんやお母さんの思いがたくさん詰まっているから、ぜひうちに帰ったら由来を聞いてみてね。」というと、とてもキラキラした目で聞いてくれた（と思う）。

所要時間８分
中～高学年向き

2012/11/22

自分の名前は人生で一度はキライになっちゃう！私もそうでした。しげちゃんはお母さんから自分の名前の由来、親の想いを初めて知る。名前ってなんてことないような気もするときもあるけど、めちゃめちゃ付けてくれた人たちの想いが詰まっているとても大事なもの。親との仲が悪かったりするときもあるけど、私たちの生まれたばかりの赤ちゃんのときに一生懸命親は想って考えてくれたんだよとそっと語りかけてくれる本。

2012/09/25

室井滋の絵本だよ。女の子なのにしげると男の子の名前なことを悩む1年生のお話で実話。名前は親からもらった大事なものだというお話。息子は名前を気に入ってる発言が今まで多かったのに絵本の中の真似してふざけて○○がよかったな←変な名前とか言ってふざけながらも楽しんでました。

2012/09/07

私も自分の名前が嫌いでした。名前で嫌な思いをしたことも
ありました。何度も替えたいと思いました。
（今でも思うこともあります）
替える勇気もないし、自分も子どもの名前を一生懸命考えて
つけたのだから、名前をつけてくれた祖父を思うと大事にし
なければ。

2012/08/10

「しげる」という名前の女の子（室井滋）が主人公。幼少時、男の子っぽい名前で嫌な思いをしていたという。ある日、母にその名前の由来を聞き、母の思いを知り自分の名前への気持ちが変わっていくというストーリー。
最後の母の話が泣ける。

子ども達に是非読んであげたい本。

2012/04/17

3歳の息子にはちょっと難しかったかもしれないけど
興味を持って聞いていました。
私自身も名前をつけてくれた親の想いにジーンとしました。
いつか息子にも名前の由来をしっかりと伝えたいなって思いました。

2012/04/05

しげちゃんは男の子みたいな「しげる」という
名前が大嫌い。
みんなはかわいい名前なのになぁ。
室井滋さんの、幼いころのおはなし。

親が子供の名前を考える時は、
いろんなことを一生懸命に考えて
つけてくれるんだって。

2012/03/30

「しげちゃん」は、室井滋さんの小さい頃のエピソードを絵本にしたものです。彼女は小さいころ「しげる」と言う名前が男の子みたいで嫌だったのだそうです。お母さんに名前を変えたいと言うと、お母さんが優しく語るのですが。。。。そのシーンの絵、抱っこされてるしげちゃんの表情が愛おしい。私の一番好きなページです。名前をどうしてつけたか、どんなに大切な思いが込められているかそれらを話す言葉にまた、ホロリと来る私です。。。 by えみママ