モグラくんとセミのこくん の商品レビュー

ふくざわゆみこ【作】

2024/08/18

一緒にたんぽぽのお茶を飲んだり、枯れ葉のふとんにくるまったり、根っこで追いかけっこして遊んだり…モグラくんとセミのこくんの期間限定の同居生活にほのぼのして、最後はちょっとせつない。
ふくざわさんの描くモグラくんの住まいがとっても居心地が良さそうで、セミのこくんが住みたくなるのもわかるな。たんぽぽのお茶を気にしていた8歳息子も喜んで招かれそうw
お別れは悲しいはずなのに、羽化した後の元気な鳴き声を聞いてセミのこくんがセミになれたことを素直に喜べるモグラくんの優しさと友情が素敵だった。
親子の関係にも重なる。

2024/08/12

2024年度　1年生　8分30秒
梅雨が明けたら一気に夏！
そして一斉にセミの声が聞こえ始めます。
この時期セミの生態を知ってほしくてこの絵本を選びました。
ほとんどの子供達は、仲良く暮らすモグラくんとセミのこくんの物語として聞いてくれましたが・・・
セミの子くんが木に登ってセミになった場面で
「でも、セミになったら１週間しか生きられないんだよね。」
とつぶやいた子もいたようです。
いつもは暑苦しくてやかましいセミの声ですが、今年はちょっと心に留めて
耳を傾けたいなと思います。

2023/12/17

4歳9ヶ月
せみのこくんがお外にでていくのは親が切なくなった。息子は近くにいるから寂しくないと思っているよう。
住む世界が変わるというのが分かって面白い。

2023/10/04

　土の中でモグラと蝉の子が出会い、一緒に仲良く何年か過ごし、お別れまでを描いた秀作です。絵もかわいくて、きれいです。　ふくざわゆみこ「モグラくんとせみのこくん」、2011.6発行。

2022/12/04

ヒット！夏、秋の本。もぐらくんの優しさが愛しい。セミの生態もよくわかる。購入検討。息子もお気に入り。

2021/09/15

土の中での生活、モグラくんは迷子のセミの子くんと出会い、共同生活を始めます。春夏秋冬2年が過ぎて、セミの子くんはついに土の中からお別れする時が。切ないようなストーリーなのに、最後のシーンまで2人の仲が結ばれている内容で、とても優しい気分になれる絵本です。

2021/03/28

借りてきた中で一番気に入った本。
小さな動物・虫好きの4歳息子に、予想通りささった。

親としても、最後はどう終わるのかなと楽しく読めた。
言葉のリズムも良い感じ。　

2012/11/02

土の中に住むモグラくんは、ある日セミの子くんと出会い
一緒に暮らすことになりました。
２人で食べて、遊んで、寝る。
とっても楽しく幸せな毎日を過ごす２人。
来年には土の外に出て、
最後の脱皮をしてセミになるセミの子くんですが、
「ぼく、ここが好きだから、ずっと土の中にいるよ」
とモグラくんに言います。
そして次の年の夏のある日。
セミの子くんは
「なんだか息が苦しくない？」
と言って動かなくなってしまいました。

いつか来る別れの日。
それはセミの子くんの成長の証でもあるし、
きっと離れ離れになっても２人の友情は消えないはず。
…最後のモグラくんの表情を見て少しホッとしたけれど、
それでも本を閉じたらやっぱり泣いちゃいました。

2012/09/12

せみの抜け殻を見て驚きと興味を持った息子に読みました。
自分が知っている知識で教えるよりも
分かりやすく理解できたと思います。
この先を考えると切ないですが、、、。
いい本だと思いました。

2013/07/22

[江戸川区図書館]

モグラくんとセミのこくんの愛おしい(ホントにそんな感じなんです)地下生活が進むにつれて、セミのこくんの行く末がすごーく心配になってしまって困りました。
セミのこくんが地上に出たらすぐに死んじゃうなぁ、それともこのまま地上に出ないってことになって病気になっちゃうのかなぁ、…でも最後は何とか悲しくならずにホッとしました。

このおハナシはセミのこと(幼虫時代は土の中で、成虫になったら外にでるとか、脱皮のこととか)を知っているほうが楽しめると思います。3歳の息子はセミのことを知っていたので面白かったようです。