「反日」包囲網の正体 の商品レビュー
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所謂進歩的文化人,適当なマスコミがいかに誤った情報を垂れ流しているかがよく分かる。大江XXXとか,筑紫XXとか,本多XXとかの反日的言動もよく分かる。 著者の主張の部分は論理的あるいは証拠的に若干怪しい部分もあるが,反日的言動のデタラメさに比べれば目をつむってもいいかも。 2011/12/13から読み始め;14日読了 2011/12/10図書館から借用
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反日包囲網の正体と題してはいるが、本書の大要は「南京攻略戦(南京大虐殺)」「従軍慰安婦」等々の事実関係や、GHQの占領政策の柱である「WGIP(ウォーギルドインフォメーションプログラム)」、GHQや隣国の工作に影響を受けたと思われる新聞テレビ等のマスコミの報道姿勢の変遷等をダイ...
反日包囲網の正体と題してはいるが、本書の大要は「南京攻略戦(南京大虐殺)」「従軍慰安婦」等々の事実関係や、GHQの占領政策の柱である「WGIP(ウォーギルドインフォメーションプログラム)」、GHQや隣国の工作に影響を受けたと思われる新聞テレビ等のマスコミの報道姿勢の変遷等をダイジェストで事実関係を簡潔に紹介しつつ記述されたものである。各事柄の詳細は他書を参考にされることを勧めますが、知識の総集編・再確認としては本書はよくまとまっていると思います。 各分野で参考にできる本は山程ありますが、WGIPに関する本は江藤淳氏の著作「閉ざされた言語空間」が決定版と言っても過言ではないと思うのでここで改めて挙げておきます。また「南京攻略戦(南京大虐殺)」に関しては、元朝日新聞記者本多勝一著の「南京への道」が元祖火付け役になった書といっても過言ではなく、中共側の証言を検証なしに一方的に垂れ流している宣伝書と言っても過言ではない書です。ネットの古本コーナーで売価1円で氾濫しているので、後学の為と思う方は宣伝書の実物を見てみてはいかがでしょうか? 本書は近現代史のとくに論争になっている話題に関するダイジェスト版といってしまえば誤解を与える可能性があるので改めて特徴を記述すれば、「近現代史」ではなく「歴史政治」であるという視点。「歴史」が学問の対象、真実の探求の対象ではなく、現代においていかに自国が有意な利益を得る為の、そのために使う道具としての「歴史」があるということです。この観点で扱われる「歴史」は事実関係自体は重要ではありません。「歴史」とは過去の出来事であり、過ぎ去った出来事は記録された「情報」を通してしか確認の手段が無いことを考えると「歴史」を「情報」と言い換えることも可能かもしれません。「歴史政治」は近年言われだした「情報戦争」と直結していると思います。この事に関して様々な歴史問題のダイジェスト紹介、マスコミの問題にも触れたりしながら、核心に迫ろうとした書ではなかったのではないでしょうか。
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