分析力を駆使する企業 の商品レビュー
まだ読んでる途中ですが、面白い。データ分析を武器にする企業が発展して行く過程が丁寧に解説されている。 必要な五つの要素(データ、エンタープライズ、リーダー、ターゲット、アナリスト) 発展の五段階( 要素に欠落あり、部門レベル、戦略、全社レベル、会社のコアコンピタンス) 大事...
まだ読んでる途中ですが、面白い。データ分析を武器にする企業が発展して行く過程が丁寧に解説されている。 必要な五つの要素(データ、エンタープライズ、リーダー、ターゲット、アナリスト) 発展の五段階( 要素に欠落あり、部門レベル、戦略、全社レベル、会社のコアコンピタンス) 大事なのは、すべての要素をバランスよくステップアップさせること。大企業はインフラ整備に終始しがち。
Posted by
データを分析し、事実に基づいて意思決定することは、とても大切なことではある。だが、ことはそう簡単ではない。最初から分析的に進めてきた企業ならともかく、そうでなければ、豊富な経験や勘に基づいた意思決定で、運良くうまくやれていた実績もあるだろうし、なんといってもその方が意思決定が早い...
データを分析し、事実に基づいて意思決定することは、とても大切なことではある。だが、ことはそう簡単ではない。最初から分析的に進めてきた企業ならともかく、そうでなければ、豊富な経験や勘に基づいた意思決定で、運良くうまくやれていた実績もあるだろうし、なんといってもその方が意思決定が早い。また、日本では、牽引力の強いリーダーを求める傾向が高く、個人に責任を押し付ける文化が根強く、事実に基づいて分析的に意思決定をするところからは遠いところにあると考えられる。そんな状況の中で、社内の誰もが分析に協力的とは限らない訳だが、"急いてはことを仕損じる" だ。発展の段階を理解し、順を追って進めてゆくことが大切で、"分析力を駆使する企業" の文化を細分化して、解説しているのが本書だ。 --- 第一章 分析力を生かす ■ 第一部 分析力を支える五つの要素 - DELTA 第二章 データ - これがなければ始まらない 第三章 エンタープライズ - サイロ化を打破する 第四章 リーダーシップ - DELTA のカギはここにある 第五章 ターゲット - 分析のツボを探せ 第六章 アナリスト - 希少で貴重なリソースを賢く使う ■ 第二部 分析力を組織力として維持する三つの秘訣 第七章 分析を業務プロセスに組み込む 第八章 分析文化を根付かせる 第九章 分析環境を継続的に見直す 第十章 分析力開発途上企業が直面する四つの課題 第十一章 分析の究極の目的はよい意思決定である ---
Posted by
分析力に関するフレームワークをDELTAと定義している。 Dはデータ、質の高いアクセス可能なデータのこと。Eはエンタープライズ、組織を取り上げての取り組みのこと。Lはリーダシップ、分析の知識を備えたリーダのこと。Tはターゲット、分析対象を戦略的に絞り込むこと。Aはアナリスト、分析...
分析力に関するフレームワークをDELTAと定義している。 Dはデータ、質の高いアクセス可能なデータのこと。Eはエンタープライズ、組織を取り上げての取り組みのこと。Lはリーダシップ、分析の知識を備えたリーダのこと。Tはターゲット、分析対象を戦略的に絞り込むこと。Aはアナリスト、分析のできる人材。 理解はできるが、実践するのは、厳しいのかな。
Posted by
時間軸(過去、現在、未来)×(既知、未知)で分析で何ができるか表現したところはなるほどと思った。例えば、現在・既知だったらアラート、現在・未知だったらレコメンデーション。分析の目的を考える上で、参考になるフレームワークだ。 分析でカギを握るのがDELTA(D:データ、E:企業レ...
時間軸(過去、現在、未来)×(既知、未知)で分析で何ができるか表現したところはなるほどと思った。例えば、現在・既知だったらアラート、現在・未知だったらレコメンデーション。分析の目的を考える上で、参考になるフレームワークだ。 分析でカギを握るのがDELTA(D:データ、E:企業レベルでの取り組み方、L:リーダーシップ、T:対象、A:アナリスト(人材))だというモデルも優れていると思う。だが、結局のところ分析の成熟度が上がるにつれて、局所的なものから企業横断的なものが必要になってくるという話で、論調が単調になり、若干飽きた。 『BI革命』はこの本の影響を受けているように感じた。時期的に原著かもしくはダベンポートの前著に影響を受けているのかもしれないが(まさか逆の影響関係ってことはないだろう)、日本的にわかりやすく解説してくれているので、さらっと読むのであれば『BI革命』の方がおすすめ。
Posted by
分析力を駆使するにはどうしたらよいかという、Howについて書かれた本。 具体的なステップではないが、何が重要であり、どのように考えると分析力を駆使できるのかがかなり明確に書かれているので、ポイントをしっかり理解することができた。 分析系コンサルティングを実施する際には必読の一...
分析力を駆使するにはどうしたらよいかという、Howについて書かれた本。 具体的なステップではないが、何が重要であり、どのように考えると分析力を駆使できるのかがかなり明確に書かれているので、ポイントをしっかり理解することができた。 分析系コンサルティングを実施する際には必読の一冊。
Posted by
「分析力を武器とする企業」の続編。武器とまではしないけど、駆使したい企業向けの内容。単純な分析・データ礼賛ではなく、分析の使いどころや、向かない分野まで言及されていて、バランス感覚が良い感じ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前著に続いて読了。前著よりも幾分、分析力を駆使する企業たるために「大切にすべきこと」と「どのように根付かせるか」という事について語られている。 特に新たな発見があるわけではないがそれぞれのテーマについて綺麗にまとまっており、「うまく整理されているなぁ」という感想が残る内容だった。 おそらく、本著に書かれている課題感を実際に解決すべきフェーズにいる人にとっての“ロードマップ”として今自分・自社がどこにいるかを確かめるための本としては機能するに違いない。 ただ、残念ながら本著を読んでも実際の企業に対して変革のイメージが持てないのは、その内容が“実践に基づかない理論”に留まっているからではないだろうか。 いずれにしても読み手を選ぶ本であり、今の私にはあまり即効性の無いものであった。
Posted by
- 1
- 2