コウモリのルーファスくん の商品レビュー
コウモリの希望も、コウモリの本来の生態の性質もよく分かる。切なさもあるけど、コウモリと先生が仲良くなって、あたたかみのある終わり方がとても良い。
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コウモリが主役の珍しい絵本。 ダークな色の表紙。 異彩を放っている。 トミ・ウンゲラーは、普段あまりスポットライトを浴びることのないような生き物を輝かせる天才だと思います。
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自分のうっとおしい色が嫌で、絵の具で自分の色を塗り替えちゃうルーファスくん。子どもは、えっ?といいながらもそれを受け入れて聞いてくれます。低学年ごベスト。ハロウィンと合わせてよんでもいい感じでした。
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まず表紙の深く青い色に惹かれました。 トミー・アンゲラーの絵本は疎まれる主人公が多いのですが、このお話もみんなに気味悪がられているコウモリが主人公。 持って生まれた黒いからだを嫌がったルーファスくん、絵の具でペイントして自分を変えようとした。けど失敗に終わり、ありのままを受け入れてくれる先生と出会う。先生と一緒に昼の生活を楽しむのだけど、いつしか夜の生活が懐かしくなって、夜の生活に戻り、時々先生に会いにやってくるようになる。 わかりやすい簡単なお話なんだけど・・・自分らしく生きること、自分らしさを理解することって案外難しい。そして自分を受け入れてくれる相手に巡り合うことも、そうそう機会はない。 とはいえ、アンゲラーの絵本は理屈じゃなく楽しめる。この絵本も表紙の青い色、ルーファスくんの姿、先生の表情、どれもいい味わいを醸し出している。
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久しぶりにウンゲラーの絵本を読みましたが、色使いや構図がおしゃれだなぁと思いました。『すてきな三人ぐみ』を思い出す濃紺と黒の表紙がきれいです。レトロな雰囲気ですが、古びない内容です。黒い体が嫌で絵具で体を綺麗に塗ってしまうルーファス。怖れられて人間に撃たれてしまいます。そこで助け...
久しぶりにウンゲラーの絵本を読みましたが、色使いや構図がおしゃれだなぁと思いました。『すてきな三人ぐみ』を思い出す濃紺と黒の表紙がきれいです。レトロな雰囲気ですが、古びない内容です。黒い体が嫌で絵具で体を綺麗に塗ってしまうルーファス。怖れられて人間に撃たれてしまいます。そこで助けてくれたのはタータロ先生。二人は一緒には暮らせなかったけど、ずっと仲良しになったという『エミールくんがんばる』に似ているお話。絵も遠目が効き、文章量も丁度いいので低学年などに読んであげたい。胸に星を描いたルーファスは可愛い。
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出版社、翻訳者を変更して再刊されたもの。 結構文章やレイアウトに違いが見られる。 個人的には新版の方が色味も綺麗に出ていて好き。 『すてきな三にんぐみ』を読んでいても思うが、ウンゲラー氏の描く夜の色(ダークブルー)は本当に綺麗でため息ものだ。
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