姿三四郎と富田常雄 の商品レビュー
この本の存在を知った時に思ったのは、なぜ今頃姿三四郎と富田常雄なんだということだった。(答えは著者のマイブームなのだが)というのも、自分も姿三四郎の全編を読んだことがあるからだ。読んだのはたぶん大学1年の頃だろう、日本文学のTVアニメシリーズの一篇として放映された「姿三四郎」(確...
この本の存在を知った時に思ったのは、なぜ今頃姿三四郎と富田常雄なんだということだった。(答えは著者のマイブームなのだが)というのも、自分も姿三四郎の全編を読んだことがあるからだ。読んだのはたぶん大学1年の頃だろう、日本文学のTVアニメシリーズの一篇として放映された「姿三四郎」(確か三四郎を西城秀樹、乙美を石川秀美が担当していたような)に感動して全3巻を一気に読んだ記憶がある。「姿三四郎」と言いながら、なかなか主人公が登場しないのを不思議に思ったものだが、今回その理由を知ることになった。知るといえば、本書がモデル小説とは知っていたが、作者が講道館関係者でこれほど明確なモデルがいるのには驚いた。著作数もまた驚いた。自分も「姿三四郎」がこれほどおもしろいのだから他の著作も面白いのだろうと調べたが、当時は「武蔵坊弁慶」しかみつける事ができず、時代小説だったということもあり読書するにはいたらなかった記憶がある。
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