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ロジャーズクライエント中心療法 の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2024/03/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

カール・ロジャーズの人となりと理論の概説について、一般向けの紹介を主とした小冊子だそうな。 しかし難しい。カール・ロジャーズを知りたくて初めて手に取るとしんどいかも。というか自分が昔挫折した。 ・「何がその人を傷つけているのか、どの方向へいくべきか、何が重大な問題なのか、どんな経験が深く秘められているのか、などを知っているのはクライエント自身である」 ・ロジャーズがめざすカウンセリングの目的は、クライエントの問題をすべて解決することではない。「満足すべき生活は、問題のない生活にあるのではなく、統一された目標をもち、たえず問題に取り組んでいくにあたり、基礎的な自信をもつ生活にある」という考え方に代表される。 ・ロジャーズにとっては、「非指示的」ということと、人間の価値と意義に対する心からの尊敬とはほぼ同義語なのだ。 ・D・ウェルデは次のように言っている。「パーソンセンタード・カウンセリングにおいて他の何より重要なのは、心理的にクライエントとともに「今、ここにいること」であり、クライエントと「接触」していることであって、クライエントがコミュニケートしようとしている事柄を内容的に理解することではない、ということです」(Werde,1994,邦訳、209頁)

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2023/01/25

クライエント中心療法の理解を深めつつ、ロジャーズの歩んできた道と、人となりが分かる一冊。ロジャーズの実践についても、分かりやすく書かれている。 クライエント中心療法やエンカウンター・グループの理論について、より学びを深めたい時に選んだ一冊。

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2022/06/21

単なる理論の解説でもなく、ロジャーズを情緒的に語るのでもなく、ロジャーズの歩みと理論の変遷を巧みに取り入れながらカウンセリングの核心に迫る構成。ロジャーズという人に触れることもできる読書体験でした。 受容共感傾聴とお題目のように唱えていてもカウンセリングはわからない。 非指示的...

単なる理論の解説でもなく、ロジャーズを情緒的に語るのでもなく、ロジャーズの歩みと理論の変遷を巧みに取り入れながらカウンセリングの核心に迫る構成。ロジャーズという人に触れることもできる読書体験でした。 受容共感傾聴とお題目のように唱えていてもカウンセリングはわからない。 非指示的カウンセリングが、なにゆえに積極的傾聴や肯定的関心へと変遷したのか、その解説が大変学びになりました。理論は、その歩みを知ることで、核心をより深く理解することができる。

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2022/03/16

これでも優しい方なのかもしれませんが… まだ全てを理解出来るところまで至っていない…またチャレンジだな!

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2021/03/28

【概略】  アメリカ合衆国の臨床心理学者であるカール・ロジャーズは、患者(patient)を患者と称さず、クライエント(client)と称した。彼のクライエント中心療法ないしはPCA(Person-Centered Approach)は、古典的ながら現在の傾聴・アクティブリスニン...

【概略】  アメリカ合衆国の臨床心理学者であるカール・ロジャーズは、患者(patient)を患者と称さず、クライエント(client)と称した。彼のクライエント中心療法ないしはPCA(Person-Centered Approach)は、古典的ながら現在の傾聴・アクティブリスニングに通じるものがある。そのカール・ロジャーズの半生並びに理論を紹介した一冊。 2021年03月28日 読了 【書評】  いやぁ~・・・久々に出会った「読者レベルが問われる一冊」!(笑)読み進めるの・・・辛かった(笑)それは完全に読者としてのレベル・知識不足。難しい難しい。論文というか、実務書というか、そういった淡々としたリズムと英文を逐語訳的な感じで変換された日本語に戸惑って戸惑って。これは10年後にまた読み返したいね。  そんな中でも、「今ここ」の自分のレベル、パブリックスピーカー・ファシリテーターという立場から見て、収穫が全くなかったか?というと、そうでもない。「対話」の重要性とそのアプローチに際しての意識の置き方であったりなどは、本書内の記述を読んであらためて相関性があるなと思った。  ちょうど心理学セミナーの基礎編受講に区切りがついたところでの読了。何かしらの巡りあわせを感じる。セミナー中で耳にした心理学者の中でも最も「ビビッときた」のがこのカール・ロジャーズさん。自身の成長のためにも、もう少し付き合って関連図書を読み漁りたいね。  そしてもちろん、実践したいね。

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2021/01/06

内容は専門用語が多くやさしくはありませんでしたが、時折でてくるロジャーズの言葉に人が本来もつ能力を信頼する力を感じ、心が正されるような気持ちになりました。

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2016/05/15

カウンセリングの中核的な療法になっているにもかかわらず、はじめて来談者中心療法について読んだ。問題はクライエントが見つけ、解決法もクライエントが握っている、クライエントに信頼を置くからこそカウンセラーは伴走に徹するというのは、そういうことなのかと思った。それを知らない人で依存的な...

カウンセリングの中核的な療法になっているにもかかわらず、はじめて来談者中心療法について読んだ。問題はクライエントが見つけ、解決法もクライエントが握っている、クライエントに信頼を置くからこそカウンセラーは伴走に徹するというのは、そういうことなのかと思った。それを知らない人で依存的な人はまるで壁に向かって話しているように感じるのではないかという疑問が沸いた。

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2013/12/17

大学のカウンセリング論の授業で使用。 カウンセリングの基礎とも言えるクライエント中心療法が、提唱者のロジャーズの生い立ちから詳しく、簡潔に書かれています。 クライエント中心療法だけでなく、その他の療法に関しても少し触れられているのでためになります。 心理学やカウンセリングを...

大学のカウンセリング論の授業で使用。 カウンセリングの基礎とも言えるクライエント中心療法が、提唱者のロジャーズの生い立ちから詳しく、簡潔に書かれています。 クライエント中心療法だけでなく、その他の療法に関しても少し触れられているのでためになります。 心理学やカウンセリングを専攻している大学生に量・質ともちょうど良い内容だったと思います。

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2013/09/08

相手の悩みを解決するには、相手の中にある答えが有力であるという考え方。この方法は、カウンセラーが患者に対して表面的な関わり方をしているという批判がある。その部分を自分がどう捉えているかを常に意識し、考えて相手に接することが大切。

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2013/02/01

「クライエント中心」「非指示的アプローチ」の本意を分かりやすく教えてくれる。カール・ロジャーズを理解するには最良の一冊!

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