1,800円以上の注文で送料無料

真夏の方程式 の商品レビュー

3.9

723件のお客様レビュー

  1. 5つ

    144

  2. 4つ

    324

  3. 3つ

    162

  4. 2つ

    21

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2025/02/08

定年退職した刑事が旅先で死んだ。不可解な死の真相を警察や学者、過去を元に辿っていく。真相が分かってから、より没入感が増していった。 各々何を庇って事件が起きたのか。そして、答えは出すべきなのか。最後まで各個人のみが知る真実が交差していく様が現実的であり、罪の種類や責任について考え...

定年退職した刑事が旅先で死んだ。不可解な死の真相を警察や学者、過去を元に辿っていく。真相が分かってから、より没入感が増していった。 各々何を庇って事件が起きたのか。そして、答えは出すべきなのか。最後まで各個人のみが知る真実が交差していく様が現実的であり、罪の種類や責任について考えさせられた。 背負うべき責任と背負わなければならなかった責任の2種類があり、生きることの理不尽さを間接的に伝えてきた。

Posted byブクログ

2025/01/09

楽しく読ませていただきました。今回は殺人のトリックより、人間関係に重点を置いた作品ですね。ドラマに成りやすいと思いました。

Posted byブクログ

2024/12/08

13年ぶりに読んだ。 大まかな筋は覚えていたものの、詳細は完全に頭から抜けていて、なかなか新鮮に読めた。 改めて読んでみると、随所に含蓄のある言葉に出会った。あれ、こんなふつに感じたっけ?と昔の自分に當てみたい。若かったんだなぁ。 原作を読んだんだから、また映像でも観て堪能したい...

13年ぶりに読んだ。 大まかな筋は覚えていたものの、詳細は完全に頭から抜けていて、なかなか新鮮に読めた。 改めて読んでみると、随所に含蓄のある言葉に出会った。あれ、こんなふつに感じたっけ?と昔の自分に當てみたい。若かったんだなぁ。 原作を読んだんだから、また映像でも観て堪能したいものだ。

Posted byブクログ

2024/09/04

序盤は面白みが無い作品だと感じていましたが、後半の特にラストシーンの湯川さんと恭平くんのやり取りで感涙しました。

Posted byブクログ

2023/10/31

夏休みを伯母一家が経営する旅館で過ごすことになった少年・恭平。仕事で訪れた湯川と少年の交流が始まる。大人たちの身勝手さに犠牲になるのは子供なんだよね。これは苦しく最後は泣けてしまう。

Posted byブクログ

2023/10/09

中盤までややもたついた印象でしたが、以降はなるほどこんな風に繋がるのかと感心しながら、読みました。 湯川なりの友人(子供)に対する配慮は暖かい感じがして良かった。 最後の結末が救いはあるもののモヤモヤするので星4つです!

Posted byブクログ

2023/10/06

伯母一家が経営する旅館に、夏休みを過ごすことになった恭平だが、旅館に宿泊していた定年退職の元警視庁刑事が、変死体で発見される。恭平は、暇になりかけたところを、旅館に宿泊していた湯沢に、科学を教えてもらうことになったが…。

Posted byブクログ

2023/10/05

大人の身勝手で、振り回される子ども。特に、恭平君が背負う物を考えると、やり切れない思いが… ミステリーという点では、少し物足りない感じがするけど、湯川博士と恭平君のやりとりが面白かった。

Posted byブクログ

2023/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恭平くんと博士の一夏の物語。 2人の微笑ましいやりとりが良かったです。 しかし、大人がクズすぎる…。 東野圭吾作品には、クズな大人に苦しめられるかわいそうな子どもがよく登場しますね。

Posted byブクログ

2023/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ガリレオの長編もいよいよ三作目。いずれもトリックについては過去の東野圭吾を思い出させる様な意欲にとんだものだった。今作にも期待だ。  湯川教授と少年。環境開発問題。変死体になった刑事。ストーリー展開はとても面白く、やはりトリックは筆者の思惑の詰まったものだ。(科学的な仕掛けはわかりやすいトリックであれば、マジックを見ている様な爽快感を感じる事ができる)  人間関係の描写も見事だが、旅館の家族が隠している事実が明かされていき、やはりこの様な結末に持っていくのかと。東野圭吾の冷酷な部分が見えそうだ。  ネタバレになってしまう為、詳しくは書かないが、この様な場合、これは「彼」に罪があるのか?と疑問に感じてしまう。真実を知ってしまえば、罪の意識に苛まれる為、隠し通すという事であれば、人の強さや愚かさを描写してきた筆者の優しさが作中の「彼」に向けられたと思う反面、彼が何かのきっかけで知ってしまう事があれば、より深く落ちていってしまうのでは無いかと、勝手に続きを妄想してしまった。 いずれにしてもやはりミステリーこそ東野圭吾だ!と改めて感じた一冊だ  

Posted byブクログ