エレファント・マン の商品レビュー
昔、図書館の書庫にあるのを読んで、強く印象に残っていた本。最近、入手。 19世紀後半の英国。象に似た頭部と全身に及ぶ畸形により「エレファント・マン」と呼ばれ、映画にもされたジョーゼフ・メリックの生涯を描いたドキュメント。 その畸観から齎される悲劇と奇異の目に常に晒されながらも、彼...
昔、図書館の書庫にあるのを読んで、強く印象に残っていた本。最近、入手。 19世紀後半の英国。象に似た頭部と全身に及ぶ畸形により「エレファント・マン」と呼ばれ、映画にもされたジョーゼフ・メリックの生涯を描いたドキュメント。 その畸観から齎される悲劇と奇異の目に常に晒されながらも、彼が様々な人々に出逢い辿る運命は、どんな小説よりも数奇だ。 最近、ジョーゼフの遺体が死後122年を経てDNA鑑定されるというニュースを知った。そんな時期に再びこの本に巡り合えたのも、なんだか運命を感じてならない。
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