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国定教科書はいかに売られたか の商品レビュー

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2011/12/16

2011 12/16パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 id:negadaikonさんのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/negadaikon/20111112/1321110664)の中で言及されていたのを見て、「そういや図書館の新着...

2011 12/16パワー・ブラウジング。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。 id:negadaikonさんのエントリ(http://d.hatena.ne.jp/negadaikon/20111112/1321110664)の中で言及されていたのを見て、「そういや図書館の新着コーナーにあったな・・・」と思い手に取った本。 長野県の老舗書店、高美書店で見つかった膨大な史料・記録のうちの一部を翻刻し収録するとともに、それに基づいて行われた研究についてまとめることで編まれた、明治期の教科書流通-それは近代の書籍流通体制を形作ったものでもある-についての本。 第1章で編者が背景と全体の紹介を行い、第2章では教科書販売に限らない高美書店像が描かれる。その後、3-9章で教科書流通の実態が描かれていく。 教科書の不足/注文の遅れと追加注文に伴う送料負担/逆に残本が発生することで販売所が被るリスク、等の話が繰り返しでてきて印象的。 ちなみに、各章の執筆者の多くが自分と同年代か、下手すると年下の著者も多くて驚く(汗)

Posted byブクログ