プログラム評価 の商品レビュー
「評価」について体系的に学べる教科書的な本。 教科書的な本なので読み物としての面白さを追求している訳ではないのですが、NPO支援者としてある程度の経験を積み、色々なケースを見てきた今読むと面白すぎてたまらなかった。 評価とは誰のためのものか? 資金提供者のため、受益者のため、...
「評価」について体系的に学べる教科書的な本。 教科書的な本なので読み物としての面白さを追求している訳ではないのですが、NPO支援者としてある程度の経験を積み、色々なケースを見てきた今読むと面白すぎてたまらなかった。 評価とは誰のためのものか? 資金提供者のため、受益者のため、そして実践者のため色々視点はあることは分かっていて、どう伝えるかについてはこれまでも考えてきたけど、改めて方法論や技術論としての違いを知ったことで伝えられる幅と深みが増したように思う。 特にプロセス評価とアムトカム評価の目的や方法の違いについては評価の活用の幅を今後広めていく上でもっと理解される方が良いと感じた。 また、実験デザインや外生要因のコントロールについては地域のNPOレベルで厳密性を高めることは難しい場面が多いので、少なくともそれらに自覚的な状態で進み、スケールしていくことを検討する上でステークホルダーにとっての考慮事項に入れられるかがポイントかと思う。
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