ソフィーの世界 新装版(下) の商品レビュー
哲学ミステリー。 先生と生徒の構図で、ありとあらゆる哲学史を総なめしていく。 その土台に、ミステリーというかファンタジーな要素が含まれている。 哲学史を俯瞰する意味で読むのも良いが、それにしては、ミステリー要素が冗長に感じるかもしれない。 そこが面白ければ良いのだが、全体的にザ...
哲学ミステリー。 先生と生徒の構図で、ありとあらゆる哲学史を総なめしていく。 その土台に、ミステリーというかファンタジーな要素が含まれている。 哲学史を俯瞰する意味で読むのも良いが、それにしては、ミステリー要素が冗長に感じるかもしれない。 そこが面白ければ良いのだが、全体的にザ・翻訳といった感じで不自然な訳が多く、スムーズに読み進めにくい。 オチに関しても、それのせいでよく分からなかった。 単純に哲学史だけにフォーカスしてくれたほうが、読みやすかったかもしれない。 とはいえ、そこに物語性を持たせたのが、本作の魅力なのだろう。 個人的には読む労力の割に、あまり楽しめなかったというのが正直なところ。
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30年ほど前、ベストセラーになっていた頃に軽く読み流した ソフィーの世界。 いま読み返してみると、 モモや うさぎ! が大切な作品になってしまった自分には、この小説の手法がどこか馴染み深いものだったのだと再認識する。 時間と存在証明。 つまり「私が存在する証明」。 全編にど...
30年ほど前、ベストセラーになっていた頃に軽く読み流した ソフィーの世界。 いま読み返してみると、 モモや うさぎ! が大切な作品になってしまった自分には、この小説の手法がどこか馴染み深いものだったのだと再認識する。 時間と存在証明。 つまり「私が存在する証明」。 全編にどこかハイデガーの気配が漂っている。 その感触はエンデにも、小沢健二にも感じる。
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哲学というのは、歴史や宗教、科学やアートなどからは引き離せないものなのね、と思った。 こんなに長い物語にする必要性はわからない。
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下巻も上巻同様とても楽しく読むことができます 哲学や人類の歴史を振り返りながら飽きることなく学べます 簡単な言葉でとてもわかりやすく書かれているので、大人から子どもまで幅広く対象となる作品です 哲学に限らず精神分析学についても触れられている箇所があり、哲学と精神医学に繋がりを感じ...
下巻も上巻同様とても楽しく読むことができます 哲学や人類の歴史を振り返りながら飽きることなく学べます 簡単な言葉でとてもわかりやすく書かれているので、大人から子どもまで幅広く対象となる作品です 哲学に限らず精神分析学についても触れられている箇所があり、哲学と精神医学に繋がりを感じることができます 見えないものを学問的に見ようとする部分は似ていますよね 終盤はものすごくファンタジーです 好みが分かれそうですが、私はとても好きな世界観です とにかく哲学の歴史を知りたい!基礎的な知識を得たい!という人は、本作を手に取れば間違いないでしょう ❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀❀ いま、ふたたび自分の存在を問い直すときがきた 14歳の少女ソフィーのもとに見知らぬ人物から届いた手紙。そこにはたった1行「あなたはだれ?」とだけ書かれていた……。 本書が発行された1995年、日本では阪神・淡路大震災と地下鉄サリン事件が相次いで発生し、人々は命の価値と自らの存在意義を模索した。そしていま、未曾有の災害が日本を襲った。「哲学」は私たちの生きる道を照らすためにある。 世界50か国1500万人超が読んだ名作が、著者の新たなメッセージを加えて再登場!
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あさイチで紹介されていて、気になって近くの本屋に行ったけどなくて、ネットで購入! 上巻と下巻で哲学難易度が変わっていて、下巻の方が難しくは感じた。 自分自体が存在するのか、実は夢の世界で、誰かから客観的にみられながらすすんでいるのが現実世界なのか、みたいな壮大なスケールで読み...
あさイチで紹介されていて、気になって近くの本屋に行ったけどなくて、ネットで購入! 上巻と下巻で哲学難易度が変わっていて、下巻の方が難しくは感じた。 自分自体が存在するのか、実は夢の世界で、誰かから客観的にみられながらすすんでいるのが現実世界なのか、みたいな壮大なスケールで読み進めていった。 今の自分が抱えてる悩みなんか、ちっぽけだなって思えるくらい壮大さを感じるが、共感や実感が伴わない部分もあるけどストーリー展開はおもしろかった!
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買った当初はまだ10代で、かなり難しかった… また挑戦したいかどうか? 他に読むものが無くなったらという感じで優先順位は低いです。 読み解けたら面白いんだろなとは思うんだけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
小説の形式で哲学を語る、ということがはたして可能なのか? 本作と出会ったとき、最初に胸に兆した疑問がこれだった。 読み始めると、殊の外相性がいい。著者ヨースタイン・ゴルデルの筆力に負うところが大きいのだろうが、日ごろ「哲学」と聞いただけで忌避してしまいがちな人にこそお勧めしたい。 このレビューは、『ソフィーの世界』の上下巻を通読しての感想となる。 著者はノルウェー出身なので、ここで語られる「哲学」は、西洋哲学である。 古代ギリシャのソクラテス・プラトン・アリストテレスと続く哲学に始まり、中世哲学やルネサンス、啓蒙主義などに触れ、近世の合理論や経験論の解説がなされる。最後に近代哲学に分類されるニーチェやサルトルが語られる。 せっかくなので現代の哲学についても触れてほしかった思いはあるが、本作を一通り読めば、西洋哲学の系譜を俯瞰することができるだろう。小説なので、なおかつ読みやすいのはうれしい。 深く掘り下げるには、なお専門書の類を渉猟しなければならないが、哲学の入り口としては申し分ない。子供たちに向けたバージョンも発行されているのもうなずける。 小説としては、物語の中で、別の世界の物語が語られる。メタ構造の物語であり、それがミステリー要素を生み出している。こうしたギミックも小説ならではであり、ややもすればとっつきにくさを感じてしまう哲学を、平易な次元に下ろして読ませることに寄与している。 哲学を学ぼうとするよりも、物語を楽しむという気持ちで読み進めるほうがよい。 本作でも哲学が投げかける命題は難解だが、ソフィーと先生の軽妙なやり取りのなかで、自然に何となく理解できたような気になる。 読んでいくうちに、普段とは異なる哲学的な思考方法にいくつも触れて、その中から多くの発見をすることになるだろう。そして、同時に優れたファンタジー小説を読み終えた満足も得られる。 一つの物語で、たくさんの楽しさを感じることができる。非常に「お得」な作品だと思う。
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一番読書をしていた小学生の頃に読もうと思って2度も挫折した本書でしたが、それから何年も経ちふと大人になってから読んでみました。 それがとっっても面白い!哲学の通史について分かりやすく説明されているし、小説の中で教えられた哲学の考えが小説全体の構造にまで練り込まれて作られているとい...
一番読書をしていた小学生の頃に読もうと思って2度も挫折した本書でしたが、それから何年も経ちふと大人になってから読んでみました。 それがとっっても面白い!哲学の通史について分かりやすく説明されているし、小説の中で教えられた哲学の考えが小説全体の構造にまで練り込まれて作られているという、二重に楽しみのあるとても良い本でした。 またふとしたときに読み返したいです。
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自分が何者で、ここで何をして過ごすのか再考させるきっかけになった。 最終章では、小さな世界に生きているだけでなく、そこには宇宙にも及ぶことを想像することの重要性を感じさせられた。
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