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一生、女の子 の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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2024/06/08

鶴瓶さんとの対談で、夫に文句を言いたくなるときもあるけれど、笑い話に作るからケンカにならない というようなことをおっしゃっていて、見習いたいと思った。

Posted byブクログ

2021/08/15

すごくいろんないいことばをもらえて、けっこう一生懸命レビューを書いたつもりが…今気がついたら消えてました。また読んだときあらためて書こう。

Posted byブクログ

2017/01/15

田辺聖子さんが著者ということになっているけど、実際はライターの聞き書き+勝手な編集の産物だろう雑誌「Grazia」の掲載分を中心にまとめたもの。おおよそのところはお聖さんが話したとおり、歩んできた人生のとおりなのだろうけど、勝手な編集のおかげで、お聖さんってこんな雰囲気でモノ言う...

田辺聖子さんが著者ということになっているけど、実際はライターの聞き書き+勝手な編集の産物だろう雑誌「Grazia」の掲載分を中心にまとめたもの。おおよそのところはお聖さんが話したとおり、歩んできた人生のとおりなのだろうけど、勝手な編集のおかげで、お聖さんってこんな雰囲気でモノ言う人だろうかというような部分もあり。これは、つい最近読んだ『徹子さんの美になる言葉』という同じ講談社から出ていて、ライターの聞き書きスタイルで、もともとは「VOCE」に連載されていたという本を読んで思ったのと同じ。 最近、平和に対する語り継がれてきた言葉とか、歌謡曲の歴史とか、伝える世代が変わってきているせいなのでしょうけど「本人はこんなつもりで言ったのかな」とか自分の認識していたのと違う解釈で見聞きすることが増えてきた気がする。安倍くんたちが好き勝手に物事を解釈している流れとのシンクロ感がこわい。

Posted byブクログ

2013/10/31

タイトルを見たら、聖子さんのファンの方ならば、概ね内容はご推察頂ける そんな本でした。 最近は田辺先生も、新しいご本よりは再販であったり、アンソロジーの ようなものが多いので、お年を召されてまとまったお作は大変なのかも などと考え、寂しさから手に取らずにおりました。 でも、ど...

タイトルを見たら、聖子さんのファンの方ならば、概ね内容はご推察頂ける そんな本でした。 最近は田辺先生も、新しいご本よりは再販であったり、アンソロジーの ようなものが多いので、お年を召されてまとまったお作は大変なのかも などと考え、寂しさから手に取らずにおりました。 でも、どうも自分の言葉に荒さが目立つようになって、 読まねばいけないのに活字そのものが嫌になる状態だったので、 お薬のつもりで読みました。 いくつになっても少女のときめきを大事になさるというお考えや 女性なりの賢さに対する洞察が、インタビューの形式で語られ もう良く知っている内容なのに、懐かしく拝読。 ご自身の人生と文学的歩みを振り返り、お元気な声が聞こえてくるよう なご本ですが、このご本は、まだあまり田辺作品をお読みでなくて、 最近知ったとか、読んでみたいけど、どんな感じとお思いだった方にこそ、価値があると思います。 ブックレビューなども添えられていますし、ざっと田辺作品の入口を 知りたい向きには、とても親切な一冊です。 このご本に関わったご担当者様も、きっと一読者として、田辺作品を愛していらっしゃるのでしょう。 田辺さんの作品は、とても親しみのある語り口ですが、この方のような 着眼点と、語り口で作品を表す方は、もうなかなか出てこないのではないかと思います。 豊富な読書体験と、長い執筆経験がもたらす深い教養と、軽妙なのに 品下ることのない筆致は、ぜひこれからも読み継がれて欲しい。 関西文学、ことに口語の関西弁を使った、情味溢れる洒脱な物語の 味を、ぜひたくさんの方にお読み頂きたいと思います。 自分の領分と引き際の見極めが美しい小説としては、江戸ものなら 宇江佐真理さんだと思いますが、関西の文化圏が育んだ小説なら 田辺文学が白眉だと思います。 自分自身が大きく人生が変わる時期、一年間の長期療養で 寝ているしかない時期に田辺さんのお作と出会って、それは 豊かな私の中の滋味として生きています。 様々な年代の方にわかって頂ける面白さなので 入門書としてぜひどうぞ。 しかし、おっちゃんの最後の一句は、胸にきました。 あんなこと、一生かかったって、芯から言ってもらえっこないですもの。 死ぬほど羨ましいです。

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2011/10/10

2011.10.08-2011.10.09 田辺先生の半生が綴られている。おっちゃんとの生活や大阪弁の使い方など、本当に可愛らしいひと。

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2011/08/03

 作家田辺聖子さんのエッセイ+インタビュー。  「自分が素敵な言葉を使うことで、読んだ人がその言葉を使ってくれるといいな」という思いに、おこがましくも同意してしまいました。ほんとプロでもなんでもないくせに、まったくおこがましいんですけど。  でも、自分がそれまでこっそり思っていた...

 作家田辺聖子さんのエッセイ+インタビュー。  「自分が素敵な言葉を使うことで、読んだ人がその言葉を使ってくれるといいな」という思いに、おこがましくも同意してしまいました。ほんとプロでもなんでもないくせに、まったくおこがましいんですけど。  でも、自分がそれまでこっそり思っていたことは間違ってないと背中を押していただけた気持ちです。  たとえば誰かと言葉のやりとりをしているうちに、私の使った言葉がその人の語彙に加わったのを見ると、とってもうれしく思うんですよ。  なんて言えばいいでしょう。ん~征服感?(いきなりどす黒い話に!笑)

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2011/07/26

普通にそうだな、と納得する部分があり それなのに、押し付けがましくない。 やっぱり 好きだな、田辺さん。 装丁もきれいな色でかわいい。

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2011/07/12

きれいなもの、可愛いものが好きで、なんだかずっと女の子で。 彼女の恋愛小説を読んでいると、書いた彼女のお顔がフランソワーズ・サガンに見えてくるから本当に不思議。 子連れの相手と結婚して、大家族の中で子育てしながら小説を書いたり、苦労もきっとあったはずなのに、苦労を苦労にしない...

きれいなもの、可愛いものが好きで、なんだかずっと女の子で。 彼女の恋愛小説を読んでいると、書いた彼女のお顔がフランソワーズ・サガンに見えてくるから本当に不思議。 子連れの相手と結婚して、大家族の中で子育てしながら小説を書いたり、苦労もきっとあったはずなのに、苦労を苦労にしないところ、苦労と言わないところが、いかにもこの方らしいというのか。 笑ったこと楽しかったことしか出てこないのが、すごいなあ、と思う。やっぱり、なかなかいませんよ、こんな方。

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2011/07/12

大好きなお聖さんが、ご自分を、一生、女の子、と位置付けておられるのが、うんうん、と頷けるし、かつ、私もそうありたい!と素直に思えてしまうのが嬉しい一冊でした。 ご自身で語られるこれまでのこと、大好きなものたちへや自作への思い・・・。正直、存じ上げていたことも多かったのだけど、豊...

大好きなお聖さんが、ご自分を、一生、女の子、と位置付けておられるのが、うんうん、と頷けるし、かつ、私もそうありたい!と素直に思えてしまうのが嬉しい一冊でした。 ご自身で語られるこれまでのこと、大好きなものたちへや自作への思い・・・。正直、存じ上げていたことも多かったのだけど、豊富な写真や可愛らしい装丁で、とても優しい気分になれました。 私が田辺先生を好きなのは、柔軟な姿勢を持ちながら強い女を描いておられることが多いから、なんですよ。女商売張って行くには、気持ちに強いところがないといけないけど、血ぃ出て、実ぃ出たはる、みたいのはイヤ、というスタンスがいいなぁ、と。 これまでの数多い著作を振り返って、それぞれ概要なコメントを書かれているのも嬉しい。「言い寄る」「私的生活」「苺をつぶしながら」の乃里子三部作、なんて何度読んだか、という愛読書だったのを、「乃里子は私そのもの」とのコメント! また、ゆっくり読みなおしたくなってしまいました。年を経て読む作品は、また、違った温かさと優しさを私にくれる気がします。

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2011/11/25

大好きな田辺先生の語りやら、対談やら、本の紹介やらをまとめたもの。幼い頃の写真館での大家族の暮らし、女学校時代、問屋勤め、物書きとしてのスタート、カモカのおっちゃん…、繰り返し読んできたものだが、何遍読んでもしみじみ胸にしみる。 なぜか「先生」と呼びたくなるのが、著者と、もうお...

大好きな田辺先生の語りやら、対談やら、本の紹介やらをまとめたもの。幼い頃の写真館での大家族の暮らし、女学校時代、問屋勤め、物書きとしてのスタート、カモカのおっちゃん…、繰り返し読んできたものだが、何遍読んでもしみじみ胸にしみる。 なぜか「先生」と呼びたくなるのが、著者と、もうお一人佐藤愛子先生。読むと笑いながら泣いちゃうところも同じ。そう、なぜだか涙が出て、そして励まされるんです。

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