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僕は友達が少ない(6) の商品レビュー

3.7

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

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気づかない本人を置いて醸成が進む“小鷹ハーレム”

本の中身としては同日発売の『ドラマCD付き特装版』と同じなので、「限定版」的な響きにどうしても呼応してしまう体質でもなく、ドラマCDも別に……、という御仁であれば通常版で充分であろう。表紙カバーが異なるが、これは先頭の口絵と入れ替えているようなので、イラスト的な損失も無いものと思...

本の中身としては同日発売の『ドラマCD付き特装版』と同じなので、「限定版」的な響きにどうしても呼応してしまう体質でもなく、ドラマCDも別に……、という御仁であれば通常版で充分であろう。表紙カバーが異なるが、これは先頭の口絵と入れ替えているようなので、イラスト的な損失も無いものと思われる。余談だが、純粋に可愛い挿絵という意味で絵師さんは今回も素晴らしい仕事をしている。著者近影のQRコードもチェックしておこう。 さて、内容としては、かなり“小鷹ハーレム”に偏ってきたな、というのが率直な印象である。少なくとも『番外編』を除けばかつてのような破壊的なネタが影を潜めており、隣人部のメンバー同士(というか、主に小鷹対女性陣)の気心の知れたやり取りが中心になりつつある。今回はいつになく幸村が言葉少ないながらも会話に参加する場面が多いため、合いの手を打つ人物が若干多い気はするのだが、幸村も隣人部でそれなりに頑張っているような気がしないでもない雰囲気でもある。何かにつけては小鷹の反応を伺いながらも、その朴念仁振りに嘆息する場面が繰り返されるところにラヴコメ的胸キュン成分は増したものの、本シリーズらしさというか醍醐味において少し物足りない部分も感じた。ただし、これは本巻の前後に見られた伏線的内容を意図して、その前振りのためにラヴ方面を重視したのかもしれない。話そのものは面白いし、頁数も多くないためにサクサク読める気軽さはある。 末尾に配された『番外編』は、ドラマCDの脚本に加筆・修正を加えて短編化したものなので、これを読めばCDの内容は判るのだが、これに限っては(もちろん褒め言葉として)かなりヒドイ。逆に、この内容ならば是非とも“声”を聴いてみたいと悶絶させられるかもしれないエピソードであろう。

DSK

2023/12/24

相変わらず、ハチャメチャに遊んでるなぁ...筆者が。面白いといえば面白いけど、マンネリというか、つまらない小技で勢いが削がれた気がする。それに番外編は、私には蛇足としか言いようがない。かなり引いた。

Posted byブクログ

2023/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

番外編が面白いところ全部さらっていきました。 というかかなりセウトなことやってません? 仮にCDだとえらいこっちゃなセリフが混じりますよ? (一部●部分はピーだということで相違ないね?) あの事実発覚後も隣人部は やっぱりいつも通りです。 メイド喫茶が病みすぎて…ダメです!! そんなメイド嫌だ… あと占いのやつは星奈カワイソス… という過去の子も大概にチョロインなんだよな。 マリアほどじゃないけど。 あるサービスシーンの後で 意味深な言葉が出てきます。 これってなかなかよろしくないぞ…

Posted byブクログ

2022/09/15

ヒロイン達が主人公小鷹に対して好意を抱いていることが明らかになってきているのに、鈍感な小鷹が気づかない残念っぷりが目立ってきた巻。 文化祭に、その出し物みんなで考えようだったり、小鳩の誕生日会に、そのプレゼント買いにみんなで出かけるくだりとか、リア充だなあと微笑ましくなります。 ...

ヒロイン達が主人公小鷹に対して好意を抱いていることが明らかになってきているのに、鈍感な小鷹が気づかない残念っぷりが目立ってきた巻。 文化祭に、その出し物みんなで考えようだったり、小鳩の誕生日会に、そのプレゼント買いにみんなで出かけるくだりとか、リア充だなあと微笑ましくなります。 番外編はグロ注意。CD聴いてないけど、あの内容は聴きたくない。

Posted byブクログ

2020/02/11

小鳩の誕生会を中心にした巻。一方、夜空との関係が周知のものになったり、物語全体の動きも着実に進展しているよう。今後の展開に期待。

Posted byブクログ

2018/12/09

実に上手だ ひとつの素材と味付けでもこれだけ描ける例として 広く小説を書いているひとにこの按排と妙を真似て欲しい

Posted byブクログ

2018/04/23

友達がいないだの、残念だのなんだのと言いながら、やってることはそこらの一般人より余程リア充だというこのギャップがこの物語の魅力なのでしょうね。 そして本人たちは微塵もそれに気づいていない。 ただ、そのリア充っぷりが、主に男性視点の男女関係に絞られているってのが、ラノベらしくはあ...

友達がいないだの、残念だのなんだのと言いながら、やってることはそこらの一般人より余程リア充だというこのギャップがこの物語の魅力なのでしょうね。 そして本人たちは微塵もそれに気づいていない。 ただ、そのリア充っぷりが、主に男性視点の男女関係に絞られているってのが、ラノベらしくはあるけど、違和感を感じる部分でもありますね。

Posted byブクログ

2017/01/28

最後の番外編の関係で読了が7巻の後になってしまった。 番外編については・・うぅ~んっていう感じだった。

Posted byブクログ

2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ぬるま湯のハーレム状態に気づいていない鈍感野郎の話しで終始する(その実、気づいているような気もするし、もしそうならば、小鷹の小狡さ、狡猾さを表象してそうだが)。誰と両思いになるかは、神たる著者が如何様にも差配でき、あまり面白くはないが、本作のごとく女の子がヤキモキする展開を男性著者が描いて、実際リアルなのか?、という疑問はなしとしない。個人的には、おそらくは本作のマーケティング・ターゲット外のはずの女子中高大学生の読後感を知りたいところ。

Posted byブクログ

2015/12/23

幼馴染だった、という事がばれてしまった。 とはいえ、驚かれたのは最初だけ。 後は聞いたら話題になるだけ。 このフラグは、いつかどこかで使うのでしょうか? フラグと言ったら、前々から微妙に顔を出す 結婚フラグ。 これもいつか、爆発するかのように使われる?? 今回の軸(?)は妹の...

幼馴染だった、という事がばれてしまった。 とはいえ、驚かれたのは最初だけ。 後は聞いたら話題になるだけ。 このフラグは、いつかどこかで使うのでしょうか? フラグと言ったら、前々から微妙に顔を出す 結婚フラグ。 これもいつか、爆発するかのように使われる?? 今回の軸(?)は妹の誕生日。 そして傍から見たらハーレム状態の兄。 本人はまったくもって気が付いておりません。 恋人よりも友人、には納得ですが あちらから見たら、また別物、みたいです。 正直、恋愛までは一人でできますけど 恋人は人づきあいの延長線上にある、と考えると そっちに飛ぶのは危険な気がしますが。 最後のおまけ…うん、ひとり残念☆

Posted byブクログ