君がいない夜のごはん の商品レビュー
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図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 今日も真夜中のキッチンで私は電子レンジの「あたためスタート」ボタンを押す。人気歌人・穂村弘の「食べ物」をテーマにした異色エッセイ集。 わんこそばとかベーグルとか生春巻きなんかはほほーって思いつつ読みました。 食べるものに興味はなくても?観察すればエッセ宇1冊分欠けるんだ!という驚きもあり。 俳句に適している題材が食べ物・料理というのも納得できるエッセイでした。
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懐かしすぎる昭和のネタが多くて笑ってしまった!! ホムラーは相変わらず面白すぎた♪ 文中の「セッ○スの仕方を間違えてて子供に恵まれなかった友人夫婦」の、何を間違ってたのか・・・すっごく気になるよ・・・。
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穂村氏の食エッセイ。 子ども頃の食べ物の話はとっても面白かったです。 スパゲッティはいつからパスタになったのでしょう。 シェイクを初めて飲んだときの驚きと喜び。 麦茶に砂糖は入れなかったけれど、夏の飲み物といえばカルピス。 ガラス瓶に入ったカルピスの原液は 少々ミステリアスでもあった。 きちんと混ぜないというのもとっても共感。 私は納豆をほとんど混ぜない。 付属のたれもからしも使わない。 お醤油をちょっとだけ。 お好み焼きはちゃんと混ぜるけど。 目玉焼きに何をかけるか、 しょうゆかソースか!っていうのがありましたが 私はこれは「塩」の一択です。 穂村氏が変に食通ぶらないところがとってもよかった。 自分では料理しないというのも。 好きな食べものは人それぞれだけど、 流行りという魔術に流される人も多いような気がします。 パクチーは好きだけど入れ放題なんて言われると 「そんなにいりません」と思ってしまいます。 高級食パンがいいと言われると 「わたしはもっと別の店でひそかに美味しいパン屋を知っているぜ!」と 思ってしまいます。 近頃の映える食べ物は食べにくそうだなと思うことが多いです。 面白いエッセイでした。
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食にまつわるエッセイ集。 分厚い服を着て文庫本を抱えて体重計に乗り世界を曖昧にする手法、「もういい、ついていけなくてもいい。私を置き去りにして、君達はどこまでも行ってくれ」という諦め、死ぬまで●か▲かどちらかしか食べちゃ駄目って言われたらの妄想。あるあるー。ほむほむ五十路やのに、何なんかわいすぎかよ。 そういえば、こないだ八百屋でズッキーニを買おうとしたら、おっちゃんに「それ美味いんか?おいちゃんにはようわからん!」と言われた。ぇえー!売ってるくせに!ズッキーニ美味いやんか!おっちゃんには肉厚のきゅうりに見えてるんかな。これも味覚をアップデートできてないことの典型だろう。 私も歳を重ねてどんどん新しい味を受け入れられなくなるのだろうか。若者の間で虫食がブーム…とかになったら、ちゃんと受け入れられるかな。うーん。無理かも。
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私の脳内にもまた有能な「逆ソムリエ」が住んでいる。おかげで食べられないもの、食べられなくなったものがたくさんある。いつか「逆ソムリエ」を黙らせることができたら、たまごサンドをたらふく食べたい。
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食にまつわるエッセイをまとめた本。穂村さんらしい視点でニヤリとすることがありましたが、全体的には少し物足りなかったかな。
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おもしろい。ひねりがきいているし、そこはかとない知性も感じられる。たいがいの女子は「不思議かわいい」と思ってしまうだろう。だけど、彼はそれを知っている。
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年が近いせいかウン、ウンと共感できるところが多く楽しめました。 食事は必ずとりますが、グルメでなく、レシピがあるわけではなく、こだわりのない目線でほのぼのとした雰囲気で食べることを考えている。いや、気ままに何も考えていないのかな? 温めた牛乳のように落ち着かせてくれました。
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"ミルク・コーヒーとカフェ・オ・レとカフェ・ラ・テとカフェ・クレームは四人姉妹かと思ったら、化粧がちがうだけのなんと同一人物だった。道理で似てると思ったよ。でも、どうして名前を使い分けるのだろう。「京都にいるときゃ忍と呼ばれたの、神戸じゃ渚と名乗ったの」という歌謡曲を思...
"ミルク・コーヒーとカフェ・オ・レとカフェ・ラ・テとカフェ・クレームは四人姉妹かと思ったら、化粧がちがうだけのなんと同一人物だった。道理で似てると思ったよ。でも、どうして名前を使い分けるのだろう。「京都にいるときゃ忍と呼ばれたの、神戸じゃ渚と名乗ったの」という歌謡曲を思い出す。 ヴィシソワーズに初めて会ったときも驚いた。確かに以前どこかで……。そうだ、私が子供の頃、家にあった『暮しの手帖』の記事で「じゃがいもの冷たいスープ」として紹介されていたのだ。古い知り合いと再会したような気分になって思わず、「やあ、君、『じゃがいもの冷たいスープ』じゃないか」と呼びかける。"[p.19_ショコラティエとの戦い]
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食に関するエッセイ。知っている知識をここぞとばかりに披露するものではなく、日常における食べ物をキーワードに、ほのぼのとした内容が主だ。読んでいてフッっと笑えて、のんびりと楽しく読めた一冊。やっぱりたまにはこういった本が時を癒してくれる。
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