幸せのための経済学 の商品レビュー
非常に大事なことを論じているのはわかるし、洞察も深いと思う。良書と言える。 でも、本書が本来伝えたい相手、つまり中高生に、この内容が届くのかな? もうちょっとわかりやすくならんかったんか、という気が。
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厚生経済学の入門書ということだが、経済学というもの自体に疎い私には相当難しかった。 効率と衡平という視点と経済システムは人々の福祉を高めるためにあるというのは新鮮でおもしろかった
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「ジュニア文庫」なんですが、内容は結構難しい。「経済とは人々の福祉を高めるためにある」という定義のもとで、最善の状態を想定しながらそこに向けて現状を改善していくのが経済の本質であると述べ、具体的な事例について掘り下げています。 全体を通じて、きちんと内容を理解しようと思ったらじ...
「ジュニア文庫」なんですが、内容は結構難しい。「経済とは人々の福祉を高めるためにある」という定義のもとで、最善の状態を想定しながらそこに向けて現状を改善していくのが経済の本質であると述べ、具体的な事例について掘り下げています。 全体を通じて、きちんと内容を理解しようと思ったらじっくり腰を据えて向き合わないと理解しにくい本だと思います。万人向けではないですが、頭をしっかり回転させて経済に関する本を読みたいと思っている方なら「ジュニア」という括りに捉われずにチャレンジしてみても好いかと思います。
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これはめっちゃ面白かった! 厚生経済学と呼ばれる初歩的な領域に触れられる良書! 経済学に使う基本的な数学の知識があればオススメ。 6章までは一般的な経済学の説明ともとれるが、その土壌の上で展開する7章が新古典派経済学に慣れきった一般的な経済学徒の脳に電撃を放つ。 そして8章から...
これはめっちゃ面白かった! 厚生経済学と呼ばれる初歩的な領域に触れられる良書! 経済学に使う基本的な数学の知識があればオススメ。 6章までは一般的な経済学の説明ともとれるが、その土壌の上で展開する7章が新古典派経済学に慣れきった一般的な経済学徒の脳に電撃を放つ。 そして8章から最終章に到るまで、哲学(倫理学)的でもあり数学的でもある経済学が平易な言葉で説明されており、求めていた経済学ここにアリ!という感想。 これは経済学を既に学んでいる人に是非とも読んでほしい一冊。
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幸せを観点とした経済学の入門書。 幸せに関する研究のサーベイが紹介されているので読書案内もぜひ読みたい。 再読したい
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
経済とは何か?平等とな何か?幸せとは何か? 難しいテーマに挑むジュニア新書。相当じっくり読まないと理解できないが良書である。 経済学の役割 「経済は人々の福祉を高めるためにある」 福祉とは?幸せのこと。
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一般にモノが不足していたら、お金を出してモノを買う。これは経済学的にいえば、需要と供給の原則でもある。もっと俯瞰してみると、社会の中のメカニズムとして、モノやサービスを潤滑に「効率的に」回すのが経済の役割でもあるのだ。ここに福祉という概念を導入すると、障害や生活困難者に対し、不足...
一般にモノが不足していたら、お金を出してモノを買う。これは経済学的にいえば、需要と供給の原則でもある。もっと俯瞰してみると、社会の中のメカニズムとして、モノやサービスを潤滑に「効率的に」回すのが経済の役割でもあるのだ。ここに福祉という概念を導入すると、障害や生活困難者に対し、不足分を社会が補うという「衝平性」という概念が生まれる。正義という概念が入る「公平」とは違い、感情を抜きにしているのが「衝平」という概念なのだ。 本著ではこうした福祉メカニズムを経済学の初歩を紐解きながら解明していく。題名の柔らかさとは違い、経済学の本を読むというスタンスでないと結構読み切るのに骨がいる。面白いのはやはり福祉サービスをどのように「衝平」に分配するかというところだろう。この人はこういう障害があり、どういうモノやサービスを供給すれば他の人と同じような満足感を得られるのか、第三者では得られる情報が限られる。こうした情報の不一致が福祉経済の難しいところでもあるのだろう。
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【幸せになるための経済の考え方を説く】 ある雑誌で取り上げられていて購入した本。途中までは読めたのですが、その後は経済の難しさに「?」が発生。とりあえず、「スティグリッツ経済学」を再度読んでから、又読もう。
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中高生を対象とした、厚生経済学の初歩の解説本だと思って、舐めてかかったら、想像以上に内容が濃い本。アマルティア・センが提唱した「機能(functioning)」、無羨望配分、平等等価といった、公共経済学の入門書で必ずしも明示的に扱われることが少ない概念に触れることが出来て、なかな...
中高生を対象とした、厚生経済学の初歩の解説本だと思って、舐めてかかったら、想像以上に内容が濃い本。アマルティア・センが提唱した「機能(functioning)」、無羨望配分、平等等価といった、公共経済学の入門書で必ずしも明示的に扱われることが少ない概念に触れることが出来て、なかなか新鮮な体験だった。
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我が恩師、蓼沼先生の本。 「福祉(well-being)を高めるためにはどのような社会経済システムが望ましいのか」についてさまざまな視点・観点を紹介している。ジャンルで言えば、厚生経済学とか社会選択理論になるのだろう。個人的に一番わかりやすい表現で言えば、ゼミの内容そのまんま。...
我が恩師、蓼沼先生の本。 「福祉(well-being)を高めるためにはどのような社会経済システムが望ましいのか」についてさまざまな視点・観点を紹介している。ジャンルで言えば、厚生経済学とか社会選択理論になるのだろう。個人的に一番わかりやすい表現で言えば、ゼミの内容そのまんま。 中高生に経済学への興味を抱いてもらおうという主旨のようなのだが、若干論理的過ぎてきっと世のマトモナ高校生は読まないと思われる。そこがまた蓼沼先生らしくてよかった。久しぶりにメールをしてみよう。 旅先の紀伊国屋鹿児島店で購入。ポイントカードは全国共通だった。
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