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竹久夢二 の商品レビュー

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2021/06/20

竹久夢二自身は画壇に対して引け目を感じていたようで、晩年、油絵を描いたりしているが、とんでもない、引け目なんか感じる必要はない。彼は非常に優れたグラフィックデザイナーと言えるだろう。港屋絵草紙店を経営して、自分がデザインした小物を売っていたいうのが凄い。流行の先端を行っているのだ...

竹久夢二自身は画壇に対して引け目を感じていたようで、晩年、油絵を描いたりしているが、とんでもない、引け目なんか感じる必要はない。彼は非常に優れたグラフィックデザイナーと言えるだろう。港屋絵草紙店を経営して、自分がデザインした小物を売っていたいうのが凄い。流行の先端を行っているのだ。元妻の岸タマキにやらせていたというのも驚く。千代紙、絵封筒、絵葉書、ぽち袋、半襟、雑誌・本・楽譜の表紙や挿絵、ポスターなどのデザインをし、作詞も本も書いている。大正ロマン全開のデザインが最高に素晴らしい。夢二の生涯も追っていて、大きな関りを持った3人の女性たちのイメージがデザインにしっかりと反映されている。

Posted byブクログ