諏訪の妖狐 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
隼新八郎のシリーズは昔好きだったが、最近あまり読んでなかったので久しぶりに読んでみたが、なんだかまるで面白くなかった。事件を解くために旅に出て、もっと中盤終盤と展開していくはずだと思っていたのだが、正直わざわざ旅立つ必要もないような内容のまま終わっている。
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うーん、設定、展開の強引さが目立ち過ぎ。章は「発端」「展開」「終幕」と分かれるが、発端の事件の謎がそもそも結果的にあまり意味がない。偶然の出会いは、あまりにも不自然。読み終わると、あれ、あの問題は?と疑問すら出てくる。エピソードを絡ませと言うより、切り貼りしてって感じ。不満が残る...
うーん、設定、展開の強引さが目立ち過ぎ。章は「発端」「展開」「終幕」と分かれるが、発端の事件の謎がそもそも結果的にあまり意味がない。偶然の出会いは、あまりにも不自然。読み終わると、あれ、あの問題は?と疑問すら出てくる。エピソードを絡ませと言うより、切り貼りしてって感じ。不満が残る。
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平岩弓枝の『はやぶさ新八御用帳』シリーズ10巻、『はやぶさ新八御用帳』シリーズ4巻に続いて、「小説現代」の連載をまとめた最新作。 南町奉行根岸肥前守の内命により、内与力(累代の奉行所勤めでなく、旗本根岸家の家来)の隼新八郎が甲州街道を旅する。 御家人の左遷先といわれる甲府勤番士...
平岩弓枝の『はやぶさ新八御用帳』シリーズ10巻、『はやぶさ新八御用帳』シリーズ4巻に続いて、「小説現代」の連載をまとめた最新作。 南町奉行根岸肥前守の内命により、内与力(累代の奉行所勤めでなく、旗本根岸家の家来)の隼新八郎が甲州街道を旅する。 御家人の左遷先といわれる甲府勤番士が、殺され、失踪した事件を内偵するためだが、いくつかの事件をつなぐ糸の先に幕府財政を揺るがしかねない大事件が見えてくる。 甲州街道をモチーフにしたため、街道の終点下諏訪まで行く理由に、諏訪一族の姫で征服者武田信玄の妻にされた諏訪御料人の末裔の姫が250年後にいて武田(?)の残党にかしづかれている、という無理な設定をしていて、ストーリーを彩っているというよりもややこしくしている。 登場人物の描写とその思惑をさらりと書き流す平岩流の文章は健在。
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