父親になるということ の商品レビュー
独身で子供もいないけど、読んでみました。 4歳のお子さんを連れて家族でロンドンに行って暮らす、子育て奮闘記。 メランコリックな文章で、この先この子(お子さん)どうなっちゃうんだろう、とハラハラしながら読んだ。著者の他の本は自信にあふれた本が多いですが、この本はちょっと毛色が違...
独身で子供もいないけど、読んでみました。 4歳のお子さんを連れて家族でロンドンに行って暮らす、子育て奮闘記。 メランコリックな文章で、この先この子(お子さん)どうなっちゃうんだろう、とハラハラしながら読んだ。著者の他の本は自信にあふれた本が多いですが、この本はちょっと毛色が違います。 初めての子育てに迷い、自問しながらも真剣に取り組む姿に胸を打たれます。そして、玄ちゃんがとてもかわいい。異国の地で学校に慣れるまで奮闘する姿が、健気で泣けます。 父親なるということを考えさせてくれる、とても面白い本でした。
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もうすぐ子供が産まれます。「父親になる」ということはどういう事なのか。タイトル通り気になっていたので読んでみました。教育者として絶大な支持を得ている著者の父親像はどういうものなのか。 内容はお子さんとの実際の生活に沿って日記形式のように書かれています。その為海外での生活について書かれた内容が多いのですが自分の日記を振り返るような感覚で読むことが出来、とても読みやすいです。 読了し、自分の中での父親像が少しだけ見えたような気がします。子育てに正解はないとは思いますが、いつの時代でも変わらないとてもステキな良書です。 「ちゃんと」ほど曖昧な言葉はないなと痛感しました。
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2016年読み納めの1冊。藤原さんが4歳の息子さんを抱えて英国赴任した際のエピソードを日記で綴る。英国で下のお子さんが生まれ、家族は大わらわの日々を迎える。 息子さんを英国の幼稚園、小学校に入れ、悪戦苦闘しつつ、異文化に順応してく様子がリアルである。その中で見えてくる、日本の画一...
2016年読み納めの1冊。藤原さんが4歳の息子さんを抱えて英国赴任した際のエピソードを日記で綴る。英国で下のお子さんが生まれ、家族は大わらわの日々を迎える。 息子さんを英国の幼稚園、小学校に入れ、悪戦苦闘しつつ、異文化に順応してく様子がリアルである。その中で見えてくる、日本の画一的ともいえる幼児教育の姿。私も海外で子育てをした経験があるが、日本と当地のどちらが正しいということではなく、違いを違いとして受け入れることから、海外とのコミュニケーションは始まるのだと思う。
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成熟社会(=正解のない時代)の父親像を示した作品。 「早く、ちゃんと、いい子に。」 三拍子そろった標準的なサラリーマンとして。 本文中の印象的な一節。 私たち大人には、この三拍子が刷り込まれている。 そして無意識にその三拍子を、子供に刷り込むというもの。 子育てに正解はない...
成熟社会(=正解のない時代)の父親像を示した作品。 「早く、ちゃんと、いい子に。」 三拍子そろった標準的なサラリーマンとして。 本文中の印象的な一節。 私たち大人には、この三拍子が刷り込まれている。 そして無意識にその三拍子を、子供に刷り込むというもの。 子育てに正解はない。 ただ少なくとも「早く、ちゃんと、いい子に。」の三重奏で子供の個性を押さえこむことはしたくない。 本書はそうした「脱正解主義」を掲げた著者とそのお子さんの成長の記録である。 私はすぐ他人から影響を受けるので、私も今日からむすめっこに「早く、ちゃんと、いい子に。」は言わないようにしようと思う。
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4人の子供を持つ父親として何ができるのか、悩んでいる時に買った本。 まずは自分自身が安定すること。そして自分自身の父親像や、所謂常識と言われる社会のフィルターに疑問をもち、それらを取り除いて子供の豊かな感性に気付き共感すること。 この本では著者がご子息とのやり取りから得られたこれ...
4人の子供を持つ父親として何ができるのか、悩んでいる時に買った本。 まずは自分自身が安定すること。そして自分自身の父親像や、所謂常識と言われる社会のフィルターに疑問をもち、それらを取り除いて子供の豊かな感性に気付き共感すること。 この本では著者がご子息とのやり取りから得られたこれらのことが語られている。
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育児のハウツー本ではなく、著者自身の育児での失敗や成功を綴った物語。 「早くしなさい」 「ちゃんとしなさい」 「いい子ね」 著者はこの三重奏の呪文が、もともと広くて柔らかい世界観を持って生まれてきた子供たちを、大人の持つ固定的な常識や貧困な世界観で標準化してしまっていくと考える。 その呪縛から、子供たちを開放してやることが「父性」なのでは無いかと考えている。 上の言葉は自分自身も常日頃使ってしまっているなぁと思う。 意識的に減らしていきたい。 特に「早くしなさい」は、本書を読んだお陰で特に注意したいと思った。知らず知らずにして、親は子供の自我の発現を却下してしまっている可能性がある。それだけは、避けなければと思った。
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都内で義務教育初の民間人校長になった藤原和博氏の自伝的な父親と家族の話。 親は、子供の本当の思いや姿を知るのは大変なんだなあ〜と実感させられました。
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父にできること、父にしかできないことは? 父というものは、自分たちの父親の真似をして子供に常識を押し付ける性なのではなくて、子供とともに、常識を覆していく性ではないか… 子供に刺激されながら、子供とともにわなんか変だなぁという疑問を問いかけていく性ではないか… 自分が負っている時...
父にできること、父にしかできないことは? 父というものは、自分たちの父親の真似をして子供に常識を押し付ける性なのではなくて、子供とともに、常識を覆していく性ではないか… 子供に刺激されながら、子供とともにわなんか変だなぁという疑問を問いかけていく性ではないか… 自分が負っている時代の呪縛に気づき、その呪縛から自分を逃がそうとするとき、子供は親を救ってくれる。子供をその古くて固い常識から逃がそうとすれば、自分自身への呪縛もとける。 子供にとって、自分という存在に対する自信、つまり、自己肯定感が一番大事な財産である。 子供が感じることのほうが正しいことが多いのではないか… もしかしたら、はじめからわかっているのではないか… 意識の上にはっきりと上がってこないから、ことばにできないだけで、識っているのではないか… 邪魔しないことが大事である、
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