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先送りできない日本 の商品レビュー

3.8

95件のお客様レビュー

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2024/01/21

出版から時を経て読んだが、結局一人ひとりが如何に努力し社会に貢献するか、だと思う。小さな事でも積み重ね継続すれば大きな力になる。自分はそのような存在であれるよう努力したい。

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2023/05/02
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中国を見る場合、民族ではなくて、国家体制を問題視すべきです。中国の現代史は中国共産党によって、人々が翻弄されてきた歴史でした 政治とは、所得を再配分することです。国民からいったん預かった税金を、何にいくらずつ配分するかを決めるのが政治の仕事だという意味です 中国のレアアース発掘は今のままでは持続不可能。 中国産の安さの理由は簡単です。付随して出てくる放射性物質を放置しているからです。環境汚染をそのままにしているのです

Posted byブクログ

2022/01/15
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先送りできない日本 “第二の焼け跡”からの再出発 (角川oneテーマ21) 2011/8/10 主に貿易自由化について多く書かれている 2011年6月2日記述 池上彰氏による著作。 本書では主にTPPや農業、またそれに絡む政治問題などについて解説している。 分かりやすい解説に定評があった池上氏の本なのでニュースの話題に疎い人であっても 日本の問題点について把握できるだろう。 本書を読んで感じるのは今日本国内で閉塞感が覆っている要因のひとつが貿易自由化の問題である。 特に韓国にいたっては日本以上にアメリカとの自由貿易化を進めており日本もTPP参加をしない場合、 国際競争に打ち勝っていけるのだろうか? また同時に日本国内の農業も10年も経てば担い手の高齢化がますます進み立ちゆかなくなる可能性が極めて高い。 農地の集約化も進めていく必要もあるが 戸別所得補償制度によって(兼業農家が専業農家に貸していた土地の返還を求めるようになったため) それも上手く進んでいない。 あちらを立てればこちらが立たずと言った状態で動けない内に先送りできない状況に日本が追い込まれている事がよく分かります。

Posted byブクログ

2017/12/15

国の借金問題、環境問題、政治問題、どれをとってももうぎりぎりなんだなと思う。 借金に関しては、ある日突然ぽっくりいって国が破綻するようになるのではとしか考えられない。 税金は10%に上げてもらって構わない。でも、私たちが根底に必要な食料品だけはどうか税を課さないでほしい。これはア...

国の借金問題、環境問題、政治問題、どれをとってももうぎりぎりなんだなと思う。 借金に関しては、ある日突然ぽっくりいって国が破綻するようになるのではとしか考えられない。 税金は10%に上げてもらって構わない。でも、私たちが根底に必要な食料品だけはどうか税を課さないでほしい。これはアメリカでも同じ。 子供手当なんていらない。それよりか、もっと保育所を作って、給食費を無償にするほうがどんなにためになるか。 こんなこと考えても、全然そんな世論なんか聞いてくれないだろうな。 ただただ、忍耐強く生きていかねば。

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2017/05/11

農政はノー政σ^_^; 聞いたことはなかったですが言い得て妙ですね。 戸別所得補償制度とか農業ではなく農協(農家)を守る制度と言われても仕方ないです。 大規模経営からまた細切れに戻そうとしたのがあの政権やったと。 農業を守るためにどうすれば良いか。 株式会社を排除する社会主義的な...

農政はノー政σ^_^; 聞いたことはなかったですが言い得て妙ですね。 戸別所得補償制度とか農業ではなく農協(農家)を守る制度と言われても仕方ないです。 大規模経営からまた細切れに戻そうとしたのがあの政権やったと。 農業を守るためにどうすれば良いか。 株式会社を排除する社会主義的な政策が今の農業従事者の高齢化を生んでいます。 自民党の新しい世代が農政に力を入れてくれてるのがせめてもの救いかと思います。 「いい質問」とは情報の空白を埋める質問だそうです。 確かに知識に空白があると不安になるので埋めたくなるんですよね。 それが話者と共有できたら本当の意味でいい質問になるんやと思います。 ただ手を上げて発表すると難しいんですよねσ^_^;

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2015/08/01

忘れもしない2011年。 日本中が未曾有の災害に恐怖し、今なお、その影響は続いている。 人と人とのつながりを再確認した一方で信じていた世界が一夜にして崩壊した。 そこから我々はどう立ち直っていくか。 そして、立ち直るために解決しなければならない問題は何か。 答えのない、しかし暫定...

忘れもしない2011年。 日本中が未曾有の災害に恐怖し、今なお、その影響は続いている。 人と人とのつながりを再確認した一方で信じていた世界が一夜にして崩壊した。 そこから我々はどう立ち直っていくか。 そして、立ち直るために解決しなければならない問題は何か。 答えのない、しかし暫定的であっても答えを出さなければならない。 TPP交渉は依然難航している。 良い点、悪い点が当然あるわけだが、「参加しない」という選択肢は、現実的ではない。 しかし、懸念されるのは国内産業の保護だ。 安い商品がたくさん入ってきたら、国内の産業は衰退してしまうのではないか......。 著者はそこにそもそもの考えの間違いがあると指摘する。 そんなに日本の産業は国際競争力がないのか、信用がないのか? いつまでもガラパゴスではいられない。 この指摘に私もハッとした。 多少高くても、国産を買うだろうな、と。 国産牛肉は無理でも、国産豚肉、鶏肉を買うだろう。 たまにはスペインやカナダ、アメリカ産を買うかもしれないが、きっと信頼している国内産を買うだろう、と。 消費税増税についても著者は切り込む。 もはや日本には借金を返せるだけの余力がない。 だとしたら、税金を上げるしかない。 私もそれは仕方のないことだと思う。 確かに出費は痛い。 だが、そうしなければいつ日本が終焉の時を迎えるかわかったものではない。 政治家も、官僚も、マスコミも、そして有権者も考えなければいけない。 今がよければ明日はどうなってもいいのか? 地元にハコモノを誘致するだけの政治家でいいのか? 批判するだけの報道姿勢でいいのか? それがわからないほど、あなたたちは、私は、そんなに愚かなのか? 著者の意見に全て賛同できるわけではない。 ただ、本書から伝わってくるのは、本当にこの人は「愛国心」のある人なのだ、ということ。 国旗や国歌をやたらと掲揚、斉唱し、他国を批判することが「愛国心」ではない。 この国を良くするために、未来に繋ぐために何ができるのか、何をしなければならないのか、何を伝えなければいけないのか、それを考え実践することが真の「愛国心」だ。 著者がたくさんの番組に出演するのはそういうわけなのだろう。 自分一人じゃ変わらない、ではなく、自分一人から変わっていく、それがこれからの日本に必要なことなのだ。

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2015/07/17

・増税…すべて社会保障に当てられるという約束。高齢化が進んでいるため、消費税だけで賄うことはできない。 ・消費税を1%あげると約2、7兆円の税収が増える。 ・社会保障費の8割は高齢者に使われている。 ・国民年金が一階の基礎年金。民間企業のサラリーマンやOLが加入している厚生年金、...

・増税…すべて社会保障に当てられるという約束。高齢化が進んでいるため、消費税だけで賄うことはできない。 ・消費税を1%あげると約2、7兆円の税収が増える。 ・社会保障費の8割は高齢者に使われている。 ・国民年金が一階の基礎年金。民間企業のサラリーマンやOLが加入している厚生年金、公務員が加入している共済年金。国民年金は一月1万5千円ほど。年金支給年金になったら、自営業の人などはそれだけを受け取る。 ・共済年金は優遇されている。20年以上勤務すれば一律に20%の職域加算がつく。厚生年金とほぼ同じ保険料で会社員の2割増の年金が受け取れる。 ・1957年のトランジスタラジオにより、日本製品=粗悪品のイメージを払拭した。 ・三菱電機では研究所と製作所をつなぐ「リエゾンマン」というポジションを作って車内の連携を強固にした。 ・アメリカはリベラルアーツ。入学するときには文系、理系に垣根なく自由に履修することができる。大学に入って興味の幅を広げる。

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2014/10/23

震災でもう一度ゼロからやり直そうよ、というメッセージ。だが現実にはまた先送り。この国はアメリカ様から命令されないと変われない国だ。きっと近い将来金利の急上昇(国債の暴落)が起こってIMF=アメリカ様から強権的に国造りをやり直させられるまで何も変わらないと思う。

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2014/06/01

東北の震災で、被災地の人々は世界に大して日本人の美徳を示してくれた。今こそ我々は、かつての日本人が持っていたような自信と誇りを取り戻し、世界の競争に挑むべきであることを教えてくれる本である。

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2014/03/18

この本は、東日本大震災のころ出版された。この震災から日本は立ち上がることが出来るか否か、というよりも政治家だけが考えるのではなく、一人一人が世間に目を向けて行かなくてはならないと話している。第二次世界大戦から立ち上がったまでの経緯や、過去の首相の行動、発展した技術についてもわかり...

この本は、東日本大震災のころ出版された。この震災から日本は立ち上がることが出来るか否か、というよりも政治家だけが考えるのではなく、一人一人が世間に目を向けて行かなくてはならないと話している。第二次世界大戦から立ち上がったまでの経緯や、過去の首相の行動、発展した技術についてもわかりやすく説明している。一番理解できたのは、中国問題だ。中国問題の本質は、人ではなく国家にあるとのこと。消費税増税問題がどのような経過であったのか振り返ることが出来た。

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