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ことばから誤解が生まれる の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2018/12/01

前半は日本語の音声、文法、語義、状況から生まれる誤解を例を挙げて書き連ねている感じで流し読みしたが、5章は表現意図に焦点を当てていて、自分も思い当たることが沢山あり、興味深く読んだ。 こちらでは褒めたつもりが相手は逆の意味で捉えていたりすることがよくあって、これではいけないと思...

前半は日本語の音声、文法、語義、状況から生まれる誤解を例を挙げて書き連ねている感じで流し読みしたが、5章は表現意図に焦点を当てていて、自分も思い当たることが沢山あり、興味深く読んだ。 こちらでは褒めたつもりが相手は逆の意味で捉えていたりすることがよくあって、これではいけないと思いつつも、自分なりの表現をしたい欲求と、使い古された褒め言葉を並べるのもどうかという気持ちもあり、これが相手にとっては分かりづらく感じてしまう要因だとは思っている。 誤解を与えたくないからといって余計なことは喋らないというのもそれはそれでどうやら誤解を与えるらしい。受け手側も誤解があるかもと考慮した上で相手の話を聞かないといけないと思った。

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2017/02/07

誤解の例がいちいち楽しくて面白かった 文章には普段から気をつけているつもりだが、うっかり分かりづらく書くこともあるので、手元に置いてたまに読み返したい。 修飾詞の係りや助詞の使い方など日本語はめんどくさいなぁと改めて思った。 指示語がなにを指すか分かるようにするのは著者の責任とい...

誤解の例がいちいち楽しくて面白かった 文章には普段から気をつけているつもりだが、うっかり分かりづらく書くこともあるので、手元に置いてたまに読み返したい。 修飾詞の係りや助詞の使い方など日本語はめんどくさいなぁと改めて思った。 指示語がなにを指すか分かるようにするのは著者の責任というのはドキッとした。 「塩ピーナッツはお菓子か?」言葉の捉え方が人によって違うことを内包と外延で説明したのはすごくしっくりいった。 日本語について書かれた本だけあって非常に読みやすいと感じた

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2016/08/17

2016.8.2市立図書館 他愛なく罪も軽い「音声から生まれる誤解」にはじまって、やや解消に手がかかる「文法から生まれる誤解」、どんなに辞書を整備して啓蒙しても終わりのない「語義から生まれる誤解」、さらに「状況から生まれる誤解」「表現意図から生まれる誤解」と言葉を使う限り「誤解」...

2016.8.2市立図書館 他愛なく罪も軽い「音声から生まれる誤解」にはじまって、やや解消に手がかかる「文法から生まれる誤解」、どんなに辞書を整備して啓蒙しても終わりのない「語義から生まれる誤解」、さらに「状況から生まれる誤解」「表現意図から生まれる誤解」と言葉を使う限り「誤解」を避けるわけにはいかず、かといって口をきかなければそれはそれで「誤解」は生まれ、という具合で、この本を読んで誤解のメカニズムを理解することでなるべく誤解をさけつつも、過度に恐れることなくコミュニケーションに励むしかないという境地に至らせてくれる。 世間で誤用や誤解が表立って話題になるようなこともなく人知れず静かに進んでいく変化のほうが実は多いし気づきにくいぶんやっかいだという指摘は辞書編纂を手掛ける著者の実感がこもっている。言語学の下地がある私にとってはとてもおもしろく読めたが、そうでもない人にはやはりちょっととっつきにくい内容だろうか。出版からたった5年でもう品切れ入手不可になっているのはなにかわけがあるのだろうか…気になる。

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2011/11/09

「警官が自転車で逃げた泥棒を追いかけた」って、自転車に乗っているのはどっち?みたいな間違いの起きやすい事例をツラツラと紹介。

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