友達がいないということ の商品レビュー
あまり論考という感じはせず、友達の有無やらなんやらについてのエッセイ集って感じ。 僕は結構著者の本が好きで、『バカのための読書術』なんか名著だと思っているのだけど、本書に関してはちょっと食い足りない感があったかな。 まあプリマー新書なので当たり前と言えば当たり前なのだけど。 (い...
あまり論考という感じはせず、友達の有無やらなんやらについてのエッセイ集って感じ。 僕は結構著者の本が好きで、『バカのための読書術』なんか名著だと思っているのだけど、本書に関してはちょっと食い足りない感があったかな。 まあプリマー新書なので当たり前と言えば当たり前なのだけど。 (いやしかし、高校生あたりが読むにはレベルが高すぎるようには感じた) 僕の「食い足りない感」は、もうちょっと「ほう。そんな発想もあるのか」という新発見が少なかったことに起因する。 でもこれは単に、友達についての感性が著者と似ているからのような気がする。 「(友達との)つながり至上主義」にどっぷり浸かっている人にとっては、結構衝撃的なことが書いてある、そして、救いの書となる・・・のかもしれない。
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著者は元文学者らしい。初めて読んだけども,言葉に切れがあって,ちょっとラディカルで痛快。 友達がいないことについて著者のちょっとさみしい体験談に触れつつも,様々な文学作品等に対して批評を交えて展開される友達論。 とても辛口。 友達ってなんだろう,友達がいないってダメなことな...
著者は元文学者らしい。初めて読んだけども,言葉に切れがあって,ちょっとラディカルで痛快。 友達がいないことについて著者のちょっとさみしい体験談に触れつつも,様々な文学作品等に対して批評を交えて展開される友達論。 とても辛口。 友達ってなんだろう,友達がいないってダメなことなんだろうか? この本を読んでも答えはないが,友達がいるからといって一人ぼっちじゃない,というわけでもないんだろうなどと思った。
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・全く「友達がいないということ」について書かれてない本。何故この著者が30過ぎまで童貞だったかについてすら書かれてなくて、ただこんな本を書くならそうでも仕方なかったんだろうなとだけは伝わってくる。 ・結局友達がいない誰かがこの本を読んでも何にもならない。評論のつもりなのか、どの小...
・全く「友達がいないということ」について書かれてない本。何故この著者が30過ぎまで童貞だったかについてすら書かれてなくて、ただこんな本を書くならそうでも仕方なかったんだろうなとだけは伝わってくる。 ・結局友達がいない誰かがこの本を読んでも何にもならない。評論のつもりなのか、どの小説家、思想家には友達がいなかったようだ、否、沢山いたようだ、とウジウジ言い続けるだけ。 ・唯一見所かと思えるホモソーシャルについても、ホモっ気が無いと友達が作れないのかなどの結論に達する事なく不完全燃焼。 ・繰り返すけどこんな本書く人間は友達いなくて当然だわ。「この人友達いないんだ…」って思われるリスクを背負ってまで読む必要無し。いや、俺は沢山いるよ友達…
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いじけて開き直った小谷野が好きである。 本人も最後に書いてる通り、この本は迷走している。文学上の思いと自分の思いとが錯綜しているが、友達がいない、ということの重みそのものが伝わりおもしろいデキとなっている。 著名人の友達関係などみると、人間は本当に複雑かつ単純に感じる。
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『「便所めし」という言葉がある』という冒頭にインパクトを受け、読んでみた。筆者の考えは独創的であり、所々で書かれている斬新な考えが面白い。
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まずは筆者の経験もまじえて友達がいないというのはどういうことなのかを説明し、次に文学の歴史から友情について語る。昔の日本には友情という概念がなかったとかなんとか。 結局最後まで、どうしたら友達ができるのかについては語られることなく終わる。結論としては、ひとりぼっちになるのはは自分が悪いわけじゃないってことかな。まあ、ぼっちはいけないこと・格好悪いことっていう認識が変われば、そんな悩みもなくなるような気がする。 イジメで自殺するなら、いじめっ子を殺してから死ねばいい。人をいじめる奴は死んでも構わないんだからっていうのが衝撃的だった。
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友だちがいないと悩んでいる者にとって全く救いがないし、決してその人たち向けに書かれた本でもない。 ドラマや小説に出てくる友達関係は虚構だと説き、文壇の著名人をあげて、実は友だちがいなかったのではないかということが延々と語られる。 結局のところ、友達が出来る人もいれば、できてもすぐ離れてしまったり、できにくい人もいるということだ。そして友達が少なかったり、できなかったりそれはもう諦めるしかない、というオチだ。 しかし、本人のせいではなくとも人は、時に独りぼっちになってしまうことも往々にしてあるので、友達がいないからといって本人のせいだと責めないでほしい、で終わっている。 言ってみれば本当のことかもしれないが、人間、希望を持たずには生きていけないので、これではなぁ…と思った。
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古今の文学作品に記された友情論をひきつつ、主にそれへの違和感から筆者の友達に対する考えを繋げて行く、エッセイというか思考ドキュメンタリーのような内容。あらゆることを正直な自己像に引きつけて考えていく様はよく言えば誠実誠実だけど悪く言えば散漫。
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申し訳ないが、読んでて腹が立ってきた。偏見にまみれた批判…そんなんだから友達いないんじゃないのって言いたくなる。
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リアルに面白かった。モテないし、友達も少ないという著者が書いた友達論。文学者や研究者の友情や決別の話なんかも満載で、ゴシップとしても面白い。著者の辛口コメントには、「こんなコト書いて大丈夫かなー」とも思うが、それがまた痛快。誰しも友人関係で悩んだ経験はあるはず。是非、なかなか友...
リアルに面白かった。モテないし、友達も少ないという著者が書いた友達論。文学者や研究者の友情や決別の話なんかも満載で、ゴシップとしても面白い。著者の辛口コメントには、「こんなコト書いて大丈夫かなー」とも思うが、それがまた痛快。誰しも友人関係で悩んだ経験はあるはず。是非、なかなか友達が出来ずに苦しんでいる大学の新入生にも読んでもらいたい。
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