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ルネサンスのエロティック美術 の商品レビュー

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2013/07/05

2008年の『ウルビーノのヴィーナス』展の関連書籍でもある、ルネサンス~バロック期のイタリアにおける裸体像やエロティック表現に関する論文集です。 ひとくちに「エロティック美術」といっても、政治的、文化的側面など多様な成立背景があったことがそれぞれの論文から読み取ることが出来ます。...

2008年の『ウルビーノのヴィーナス』展の関連書籍でもある、ルネサンス~バロック期のイタリアにおける裸体像やエロティック表現に関する論文集です。 ひとくちに「エロティック美術」といっても、政治的、文化的側面など多様な成立背景があったことがそれぞれの論文から読み取ることが出来ます。個人的に、日本におけるティツィアーノ研究の第一人者である細野さんと、代表的なティツィアーノ研究者であるジェンティーリ氏の論文が収録されていたのがポイント高かったです。イタリア・ルネサンス学徒は必読の1冊。

Posted byブクログ