タゴール の商品レビュー
アジア人のみならず非ヨーロッパ人として初めてノーベル文学賞を受賞したベンガルの詩人タゴール。彼の生涯と詩作品について語られた本書。次はタゴールの作品集を読んでみたい。
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岩波文庫から出ているギーターンジャリを読んでみようと開いてみたら一行目から意味が分からない。 昔はシェイクスピアも意味不明だったけど、シェイクスピアについての解説書をある日手に取ってみたら、それ以降はシェイクスピアを苦も無く読めるようになった経験があったので、タゴールも同じやり方...
岩波文庫から出ているギーターンジャリを読んでみようと開いてみたら一行目から意味が分からない。 昔はシェイクスピアも意味不明だったけど、シェイクスピアについての解説書をある日手に取ってみたら、それ以降はシェイクスピアを苦も無く読めるようになった経験があったので、タゴールも同じやり方で親しめるのではないかとこの本を手に取った。 「実はタゴールは別の私信で、詩の英訳はみずからした方がよいようだとも語っている。どのみちベンガル語の韻律は英語には移しようがないのだし、結局のところその意味するところをシンプルな英語に移し変えるしかないのだから自分がした方がよいのだと。」p.21‐22 タゴールの真価を知るためにはベンガル語ができなきゃ無理だけど、大意を掴みたいならタゴール自身による英訳を読めばいいし、それだけでもノーベル賞レベルの文学的価値があるということらしい。 ベンガル語を日本語の詩っぽくした方だけを読んでいたので頭を抱える羽目になったのかも。試しに英訳版を邦訳した方を読んでみたら、一気に理解できるようになった。 もしかしたら岩波文庫版の訳者が合わない可能性もある。別の人が訳したギタンジャリもあるので、そのうち試してもいいかも。 興味のわいたところを拾い読みしただけだけど、タゴールに読む価値があるということはよくわかった。 それからアジアの歴史を知らなさすぎるな。ベンガルってどこと思いググって、ベンガル地方は今のバングラデシュだとわかった。
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