富士覚醒 の商品レビュー
『死都日本』『震災列島』に続く、日本が舞台のディザスターノベル第三弾。 3.11の東日本大震災後に文庫本として出たので、巻末の「解説」、「著者あとがき」共に、東日本大震災に言及しています。特に、「著者あとがき」では、『死都日本』で使用済核燃料貯蔵プールの危険性に付いて記した点に...
『死都日本』『震災列島』に続く、日本が舞台のディザスターノベル第三弾。 3.11の東日本大震災後に文庫本として出たので、巻末の「解説」、「著者あとがき」共に、東日本大震災に言及しています。特に、「著者あとがき」では、『死都日本』で使用済核燃料貯蔵プールの危険性に付いて記した点について言及し、福島第一原発事故を「素人でも予測できるレベルの原発事故」と糾弾しています。確かに、『死都日本』を読んだときは、そのプロットが東日本大震災に似ていて、驚きました。 さて、このシリーズも第三弾となり、著者も慣れてきたのでしょうか? 前二作はどちらかと言うと、想定される事態を小説として頑張って纏めたという感じで、エンターテイメント性が足りなかった印象がありますが、本書では、前二作よりはエンターテイメント性にも配慮した内容という印象を受けました。 それにしても、これら三作品は、小説という形態を取ることで、災害に対する一般啓蒙書としてはかなり高いレベルのあるのではないかと思いました。まぁ、小説なので、最悪の事態を若干煽った所もあるのではないかと思いますが、それにしても、荒唐無稽の内容ではないので、一読に値すると思います。九州、愛知、静岡と舞台が徐々に東に移ってきています。と言う事は、もし次がるとしたら、首都圏が舞台なんですかね?
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自然科学シミュレーション小説としては最高傑作だった。考古学の謎を火山の噴火の歴史に結び付けた話の展開は、論理的で推測の域を出ないものの納得のいくものだった。知的興奮の味わえる一作だった。
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メインの富士山噴火までの前振りがアタシには長く感じて、ちょっと退屈やったかなぁ。 「いよいよ?」って思ったら終わるのが早すぎって感じで物足りんかったかなぁ、、、。 もう少し、富士山が噴火してからの真紀と亮輔の絡みが欲しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
≪あらすじ≫ 富士山の麓で中国の『徐福』の棺を発見する 富士山が噴火して御殿場市に火砕流が襲う 噴火の中から主人公の男女を救出して終了 後編へつづく、、、らしい、、、 ≪感想≫ 全体の半分以上が富士山にまつわる歴史とそれに絡めた神話と仮説だった。 加えて、徐福の発見はフィクションながら、徐福と富士の接点とかの妄想まで入っていたので 富士山の爆発とそれに関する話が1/3くらいだと思う。 過去作と比べると、本筋の内容が薄かったので残念。
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自然災害に焦点を当てた作品と期待して読み始めたが、信仰や主人公である学生達の生活などが描かれたまま半分くらい進行。 自分の期待からは大きく外れた作品だった。
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