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満洲国 の商品レビュー

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2020/06/18

満洲に関するほとんどの引用が文芸作品という、奇妙な本。従いこの本自体も、満洲国の事実関係について学ぶというよりも、左派がどのように印象操作をしたいのか、ということを知るための資料としてみるのが適当。 満洲国に関する歴史的事実としてこれまで多く議論されてきた主要な事項や引用文献も...

満洲に関するほとんどの引用が文芸作品という、奇妙な本。従いこの本自体も、満洲国の事実関係について学ぶというよりも、左派がどのように印象操作をしたいのか、ということを知るための資料としてみるのが適当。 満洲国に関する歴史的事実としてこれまで多く議論されてきた主要な事項や引用文献もなく、ほとんど参考にならない。通常満洲国を議論する上で当たり前に引用される文献の引用は全く無く、議論に深みが足らず、たとえ文芸作品として読むとしても駄文のオンパレードであり、読み続けるのが非常に辛い。著者に文才がない事を宣言しているような本であり、物書きは止める事を勧める。この本もまた、一つの創作、物語としてみるのが良い。敢えて買う事を勧めないが、本棚が寂しくて困っているとしても、この本をその一つに加えるには勇気を必要とする。 当時この問題に直接関わった海外の目で見て、いったいなにが起きていたのかを知りたい方は、満洲国顧問であった米国人、ジョージ・ブロンソン・リー氏が1936年に出版した「The Case for Manchukuo」(邦題は「満洲国建国の正統性を弁護する」)が好著であり、まず最初に読むべき本。

Posted byブクログ

2014/09/15

まぁ、満洲国については評価の分かれるところ。致し方ない。ただし、大陸に誕生した史上初の近代国家であることに変わりはない。

Posted byブクログ