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愛しの座敷わらし(下) の商品レビュー

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84件のお客様レビュー

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    23

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/12/14

終始座敷わらしがかわいくて、登場するたびウキウキしてしまった。 高橋一家が家族として会話を取り戻し、それぞれが人として成長していく。 最後に東京へ戻る事になった時、私も少し名残り惜しい気持ちになった。 結局着いて来ちゃったのかな。 心の温まる作品でした。

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2024/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

座敷わらしがめっちゃかわいい! いつか言葉を発するのか?と構えてたけど結局発さずじまい。 でも読み終えてみると発するところなんて想像できない。したくない。 小説好きな人は空想好きが多そうやけど、荻原浩好きな人は特にそうなんじゃないかと思う。

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2024/08/13

家族の幸せがどういうものか、この小説を読んで感じました。座敷わらしが本当にかわいくて愛おしい存在であることが活字からも伝わってきてほのぼのとした気持ちになりました。それぞれの登場人物から色々なことを教えてもらったように思います。智也がサッカーグラウンドに行き自分も仲間に入れて欲し...

家族の幸せがどういうものか、この小説を読んで感じました。座敷わらしが本当にかわいくて愛おしい存在であることが活字からも伝わってきてほのぼのとした気持ちになりました。それぞれの登場人物から色々なことを教えてもらったように思います。智也がサッカーグラウンドに行き自分も仲間に入れて欲しいと勇気を出して言った場面が印象的でした。人と人の繋がりや絆っていいなぁとこの本を通じて思いました。人間関係は面倒だと最近いつも思っていましたが、この本のような絆なら大事にしたいと思えました。どうしたらこのような絆が得られるのか、簡単に答えは出ないですが、小さなことを大事にしてそれを積み上げていくことを忘れないようにしたいです。

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2024/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻まとめての感想。 新聞連載を欠かさず読んで、本が出た時には速攻で買った。大好きな物語。 父親の左遷で、東北の片田舎に引っ越してきた高橋一家。いろいろと空回りしてしまうお父さんの晃一、田舎での生活に不満たらたらのお母さん史子、前の学校でイジメに遭い、友達付き合いに臆病になっている中学生の梓美、サッカーをやりたいけど喘息持ちで、お母さんに心配されている小学生の智也、認知症の気配がある祖母の澄代、あとは犬のクッキー。 そんな一家が、家に棲みつく座敷童子と出会った事で、それぞれが人生を取り戻して、家族仲も修復されていくという‥一言でいえば、とても気持ちの良い物語! 街中に住みたかった史子が、田舎ならではの濃密な人間関係に悩んでそれでも徐々に馴染んでいくあたりは、同じ主婦として自分ごとのように嬉しかったな。梓美が水泳をきっかけに同級生と打ち解けていく過程や、サッカーを始めてイキイキとしてくる智也は、母親目線で見てしまい、良かった〜〜と胸を撫で下ろしてしまう。 1人だけ、なかなか座敷童子に出会えない晃一がちょっと不憫だけど、やっっと出会えた後の一家の幸せ感はこちらも幸せな気持ちになる。 晃一と史子の価値観の変化、梓美と智也の成長は、この物語の大きなポイントだと思う。座敷童子に出会って、その由来を知った子ども達は、きっと人の痛みがわかる優しい大人になるんだろうな。少しぼんやり気味だったおばあちゃんの澄代が、家族の中で居場所を再構築できたのも本当に良かった。座敷童子が呼び起こして、紡いでくれた家族の絆、それぞれの成長。また東京へ戻ることになった時の家族の会話に、凝縮されていた気がする。そしてラストシーンのサプライズには、やった!と声が出てた(^◇^;) 実は、作者の荻原さんが直木賞を受賞する少し前、近くの図書館で講演を聞く機会があり 、本にイラスト付きのサインをもらうという幸運が!あと、質問コーナーで指してもらえたので、「ご自分で書かれた物語の登場人物の完結後を考えることはありますか?私は、智也とカッちゃんが結婚してたらいいな、と思ってます!」と、妄想全開の質問をして‥「そこは、読者の皆さんの想像におまかせしています!」と、至極まっとうな答えをいただいた(^^;; 映画も観に行ったけど‥まあ、橋本愛ちゃんと座敷童子の子が可愛かったな!ということで。

Posted byブクログ

2024/02/05

上巻読了後は、この先の展開に少し不安になりましたが、素敵なエンディングでホッとしました。 梓美と智也(特に梓美)の成長ぶりが素敵だった。

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2024/01/23

座敷わらしカワイイ。以前『噂』を読んだ事があるのですが、同一人物が書いたとは思えない位、こちらはやさしくて癒されるお話でした。実家が岩手なので小さい頃から、座敷わらし伝説はよく耳にしていました。それでも間引きの話は知らずにショックを受けました。あと米子さんの訛りは祖母と同じで懐か...

座敷わらしカワイイ。以前『噂』を読んだ事があるのですが、同一人物が書いたとは思えない位、こちらはやさしくて癒されるお話でした。実家が岩手なので小さい頃から、座敷わらし伝説はよく耳にしていました。それでも間引きの話は知らずにショックを受けました。あと米子さんの訛りは祖母と同じで懐かしく嬉しい気持ちになりました。梓美のお別れシーンも良かったです。ベタだなぁ…と思いながら泣いてしまいました(笑)ラスト1行も、その先の楽しい事が色々想像できて好きです。

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2023/07/03

もしや、座敷童? 全員のプロローグ状態の上巻から 動き始めた日常、という感じです。 が、すでに上巻で飽きてしまったため ほぼパラ読み。 多分ここからが本番だとは思うのですが…。 結局、ついてきちゃった、のでしょうか?

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2022/06/22

10年前くらいに読んだけど、内容忘れたので再読!いやー、とっても面白かった。 最後の終わり方もとてもよかった。 萩原さんの作品はこれしか読んだことないけど、他の作品も読んでみたいと思いました。

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2021/12/05

途中からどんどん寂しくなって ページが少なくなるにつれてより寂しくなったけど 思いもかけない終わりを迎えた この家族にも幸せを運んだ 座敷わらしってやっぱり福の神なんだ

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2021/10/18

荻原さんの家族の描き方や物語の柔らかい空気感が心地よくて、読んでいて安らぎます。 “座敷わらし”の存在が中心にあって、家族が少しずつその存在に気付き、気持ちの変化とともに家族の絆が深まっていく。 「ふわぁ。」 座敷わらしのもらす声がなんとも可愛い! 小四の智也とのやり取りが微笑...

荻原さんの家族の描き方や物語の柔らかい空気感が心地よくて、読んでいて安らぎます。 “座敷わらし”の存在が中心にあって、家族が少しずつその存在に気付き、気持ちの変化とともに家族の絆が深まっていく。 「ふわぁ。」 座敷わらしのもらす声がなんとも可愛い! 小四の智也とのやり取りが微笑ましくてほっこり♪二人のシーンがすごく好きでした。 座敷わらしの存在については、「間引きされた子どもの化身」だという悲しい言い伝えがある。 そんな座敷わらしが初めて心から楽しそうに笑うシーンでは、温かい気持ちで胸がいっぱいになりました。 クスッと笑えて心温まる。ありふれた家族間の小さないざこざすら愛しく思えてくる荻原マジックに浸りました。 面白かったです。

Posted byブクログ