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関関同立 入試対策用 世界史問題集 の商品レビュー

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2012/01/31

本書は関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学の過去数年の問題から、地域時代別・テーマ別にピックアップしたものです。試験作成者はいわゆる「良問」を作ろうと教科書にはない面白い視点から出題したりしますので、解いていて新たな発見があって受験生でなくても楽しめます。また関関同立(...

本書は関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学の過去数年の問題から、地域時代別・テーマ別にピックアップしたものです。試験作成者はいわゆる「良問」を作ろうと教科書にはない面白い視点から出題したりしますので、解いていて新たな発見があって受験生でなくても楽しめます。また関関同立(とくに立命館)はときどき重箱の隅をつつくような問題も出してきますので、世界史を極めんとするこちらも俄然力が入ります。本書に話を戻しますと、問題集の良し悪しは「解説にどれだけ力を入れているか」が一つの決め手だと思いますが、本書は関関同立を受ける受験生を対象とするならば「良い参考書」ではないでしょうか。例えば楔形文字の解説について、通常の解説書ならば「ローリンソンがベヒストゥーン碑文を使用して解読した」と基本的事項のみを押さえた解説をしますが、本書は解読のきっかけを作ったグローテフェントも押さえています。また世界史上のポーランド人もまとめてくれています(カジミェシュ大王、コペルニクス、コシューシコ、ショパン、マリ=キュリー、ゴムウカ、ワレサ)。他にも詳しく問題・解答を解説してくれていますので、今年の受験生はもう遅いとして、来年関関同立を第1志望と考えている生徒は買ってもいいのかなと思います。ただし、やはりまずは十分基礎力を身につけること、その視点から言えば本書は細かすぎるのでお勧めはできません。 ※私のブログ(http://blog.goo.ne.jp/gankai2664/)で今年1月に都合8回に分けて書き込んだ「世界史難問対策」で取り上げていたベトナム史やインドネシア史などはしっかりと出題されていました。もうすぐ関関同立の入試が始まりますが、意外と的中が結構あるような気がしますが、自意識過剰でしょうか?

Posted byブクログ