もういちど読む山川倫理 の商品レビュー

小寺聡(著者)

2023/04/25

教科書的ではあるが内容的にはしっかりしていてよく出来ているので、アレコレと哲学の入門書を読むぐらいなら、この1冊を何度も繰り返し読む方が有益かもしれない。

2022/12/25

西洋と東洋の哲学・社会思想の概要を学ぶことができた。知識を定着させていきたいし，どれかに絞って深めていきたいとも思った。

2022/11/03

小寺聡編『もういちど読む山川倫理』（山川出版社）
2011.4発行

2017.10.17読了
　倫理とあるが、ほとんど哲学史といってよい。古代ギリシャの自然哲学から始まって、ドゥルーズのポスト構造主義までの通史をさっと学べる。哲学史のこれまでの発展をざっと知る上では使えるのかもしれないが、高校の教科書を下書きにしているからなのか、無味乾燥な文章に眠くなってしまう。とりあえず無難に山川出版社の本から哲学史の勉強を始めたが、もっと他にも良い本があるかもしれない。

URL：https://id.ndl.go.jp/bib/000011177513

2021/08/21

2021/08/21

やっぱり、教科書チックなものはつまらんな。
知識を詰め込もうという示唆を裏に感じてしまう作りになっていて残念だ。
ただし、書かれている内容はとても洗練されていて“辞書的な用途”として使う分には十分な1冊だ。また、日本の思想についても厚く書かれており、その点においては学びの多い良書であった。

2020/11/01

タイトル通り、高校社会科倫理科目の内容がまとめられており、改めて学習出来る。
わたしは高校時代に倫理を選択しなかったのだが、世界の古代から現代までの有名な宗教の基本的な考え方や思想が読みやすくまとめられており、楽しく勉強できた。海外の文学作品を読んでいると、この中でまとめられている思想に深い関係があるものも数多くあるし、ニュースでも宗教ごとの事情が分かっていないと理解できない物事を聞くことも多い。わたし自身、最近近親者の葬儀で寺の宗派について理解をしていない部分も多かったため、この本の説明は大変勉強になった。
更に、紹介されている宗教や思想については、それに関する書籍も紹介されいていることが多く、興味を深めるきっかけが提供されているのも有り難い。
これからも繰り返し読み、文学やニュースで分からないことがあった際の手がかりにしたい。

2020/10/08

分かりやすーく、世界と日本の哲学史と宗教史がまとめられている。
一般教養の復習や、テスト対策として読みやすいのではないでしょうか。

2020/07/25

通読するのはきつい、というより、そういう読み方をする本ではなく、興味がある箇所を拾い読みする人が多いのでは。それでも、学生の時以来ひさびさにソクラテスのことを思い出してみたり、エーリッヒフロムの著作が気になってみたり。試験のためだけに暗記させられるのでは、逆にしっかり中身を理解するのが疎かになりそう。ただ、情報量が多い分、どうしても個別テーマは軽くなってしまうので、学生が興味を持つに至らないのは致し方ない部分もあるなぁ。

2020/06/18

高校の頃はあまり頭に入ってこなかったが、大人になった今読むと心に響くものがある。この本はざっと簡潔にまとめているものだったので、気になった哲学者、考えをさらに別の本で深掘りしたいと思う。

2019/05/05

冒頭の序文は名作だ。まさか山川の参考書で感動するとは思わなかった。初っ端から、先日読んだばかりの「夜と霧」の引用があって驚いた。名の知れた本だったんだ。

2014/12/14

20141213読了。
昔から今に至るまで、その当時や今の時代まで影響を与えてきた様々な考え方が紹介されている。
その考えを提唱した人物がどんなであったか、どんな思想であったか、ということがさらりと書いてあるため、概要や変遷を知るにはわかりやすい。
もっと詳しく、様々な側面から追求したいのであれば、他の文献を当たったほうがいい。