いま、知らないと絶対損する年金50問50答 の商品レビュー
報道関係者の著者による年金解説書。根拠が明確でよくまとまった内容となっている。 ただし、そもそも年金に関するデータは研究者により異なり、本書は、年金制度に寛容なデータを使用している。著者は世代間格差について、厚労省のデータを用い2010年生まれでも1000万円のプラスとしていたが...
報道関係者の著者による年金解説書。根拠が明確でよくまとまった内容となっている。 ただし、そもそも年金に関するデータは研究者により異なり、本書は、年金制度に寛容なデータを使用している。著者は世代間格差について、厚労省のデータを用い2010年生まれでも1000万円のプラスとしていたが、2月13日のTVタックルでは、こちらも厚労省のデータを用い1960年以降生まれ世代は、収支がマイナスとなり、2010年生まれではマイナス2840万円となることを示していた。 また、著者は現在の年金基金170兆円は十分な額との立場を取るが、同TVタックルで鈴木亘氏は「厚生労働省21年財政検証結果レポート国民年金に係る財政状況及び見通し」のデータを用い、大盤振る舞いとハコモノ作り、天下りにより800兆円が失われ、積立方式をとれば950兆円あるはずであったことを問題視していた。解決策も、本書著者とは違い、積立方式へ移行することが適当としていたことも印象的で、TVタックルの方が説得力があった。 このように、著者の主張は楽観的で見通しが甘いと思う。
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年金について質問形式で50個の章にわけられ解説されている。色々知らない事だらけ。この本の1つの結論として年金自体は無くならない。制度の見直しは必要。自分がいくらもらえるかは流動的ってことでしょうか。学生時代に習いたい事柄と思う。
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Q&A形式で読みやすい。私は第4章デフレと年金が特に分かりやすかった。ここで批判されていたデフレ下のマクロ経済スライドもようやく実行されることになったが、一つ前の時代の年金制度を理解するテキストとして良いと思う。
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- ネタバレ
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国民年金は大丈夫派の本。年金破綻説は経済界の陰謀だから騙されるな。急激な変化の方が損失が多い。そういう本。 これはリアルだな。説得力がある。 とはいえ、少子高齢化はバランスを悪くする一方だから、 「消費増税」と「企業のパートアルバイトへの国民年金負担」を自抗することが必要だと思った。 2016年に読んだ。2011年の本だけど。 消費増税は出来た。もっとしよう。 国民年金の企業負担はまだない。これは難しいカモ。 国家の政策だから対応が後手後手に回るのはしょうがないと思う。しかし、年金はやはり不安である。その不安が解消するためにはその実態を知ることが大事。 そのための勉強に役立つわかりやすい本であると思う。
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とりあえず消費税は予定通り上がったが、年金財源への投入が必要量行われるかどうかは今のところはっきりしない。来年は5年に一度の年金財政見直しの年。おそらく「現役世代の収入の5割水準維持」は見直さざるを得ないだろうし、高所得者を中心に負担増の議論もなされることだろう。この本にあるよう...
とりあえず消費税は予定通り上がったが、年金財源への投入が必要量行われるかどうかは今のところはっきりしない。来年は5年に一度の年金財政見直しの年。おそらく「現役世代の収入の5割水準維持」は見直さざるを得ないだろうし、高所得者を中心に負担増の議論もなされることだろう。この本にあるように、年金問題は単純に「損得」のイシュー。もう民主党案のようなごまかしはきかない。安倍政権もこれまでは「痛み」の議論を後回しにできたが、これからが本当の正念場。正面から議論してもらいたい。 年金問題をざっと振り返るのにちょうど良い一冊。感情論を排し、本質を丁寧に噛み砕くように解説している。やはりここでも最も大きな問題は「デフレ」。本書では政治がデフレを解決すれば年金は安泰、としているが、逆にこのまま何もしなければやはり年金は破綻を免れないようだ。
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年金の仕組み、問題点、今後の課題と著者や有識者の解決策をイラストをまじえて解説している本。年金と政治で何が問題だったのがも書かれていて、自分の中で整理できたので、良かった。
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2011.9.10.5刷、並、帯なし 2013年3月26日、松阪BF 2012.10.14.ダブり本
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年金問題(批判)の本質は、「財政見通しが甘い」ということよりも、年金の仕組みそれ自体が抱えている「デフレ経済が続くと年金財政がうまくバランスしなくなる」という欠陥の方。
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退職金のない身としては、将来のことを考えさせられる内容でした。年金制度の是非はともかくとして、読んでおいて良かった本でした。
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何もしないで文句を言うのと、知り得ることを知りながら文句を言う 後々得なのはどちらか? それを判断するのは自分しかいない。その判断基準となる一冊にしたい。
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