真の民主主義国家は「一人一票」で誕生する の商品レビュー
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選挙区定数不均衡問題に関して、政府(殊に政権を長期にわたり担ってきた自民党)の施策や裁判所の判断に対する批判を目的とするテーマは真っ当ではある。 しかし、これ自体は相当前から、いわば年への民衆の流入が顕著となった高度成長期から問題視されてきていたテーマである。そういう中で、戦後進展してきた選挙無効確認訴訟の過程とその努力にほとんど触れていないのは、「今更ながらの良いとこ取り」「油揚げを攫おうとするとんび」と評されても仕方あるまい。 書かれている主要な弁護士の名を見ると、様々な思惑があるのかなぁ?とも。 2011年刊行。
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